4日の東京は、約140年間で最長の猛暑日連続記録。5日の予想最高気温は那覇は32度だが、札幌は34度と、北でめったにない暑さか。沖縄は、週末は猛烈な台風に注意。


東京 明治時代からの最長「連続猛暑日」記録

熱中症の患者数が増えるなど、連日、厳しすぎる暑さになっていますが、4日は関東甲信を中心に、猛暑日の所が増えています。東京都心では、昼過ぎに最高気温が35度を超えて、5日連続の猛暑日になりました。これは、明治時代から約140年間の長い統計の中で、最も長く猛暑日が続いた記録です。
8月上旬といえば、東京では、1年で最も暑い時期。でも平年の8月上旬の最高気温は31度1分ですので、「いつもの年よりも、最高気温が4度くらい高い日が続いている」というわけです。
猛暑日の連続記録って?】
岐阜県多治見市や群馬県館林市では、今日も最高気温が35度を超えて、12日連続の猛暑日になっています。「これまでの猛暑日の連続記録」は、岐阜県多治見市が2010年の連続18日、群馬県館林市が2010年の連続17日です。2010年が、かなりの猛暑だったことがわかりますが、今年もこの記録に迫る暑さが続いているのです。
【この後の東京は?】
では、東京の猛暑日は、この先どうなるのでしょうか。下の10日間予報をご覧ください。東京で猛暑日が予想されている日を赤枠で囲みました。
予想最高気温は、8日土曜日の「立秋」は32度ですが、その前日7日金曜日までは35度以上の日が続く予想です。猛暑日の連続記録も、まだまだ更新しそうですね。東京は寝苦しい夜も続いているので、体に堪えそうです。睡眠不足も熱中症にかかりやすくなりますので、適度にエアコンを使うなど、なるべく涼しくしてお休み下さい。


5日 「避暑」なら北海道よりも沖縄?

そして、5日は猛暑の地域が北へ広がりそうです。
最初の画像『5日の予想気温』をご覧ください。
5日の予想最高気温は、札幌は34度。さらに、北海道の帯広では35度、青森県の八戸は36度まで上がる予想で、北海道でも猛暑日になる所がありそうです。ちなみに、那覇の予想最高気温は32度ですから、北海道や東北に行くよりも、沖縄の方が気温が低い見込みです。北海道や東北は、普段、寒さは慣れていても、暑さに慣れていない地域ですので、熱中症には特に注意が必要です。年配の方は暑さを感じにくいので、まわりの方が気を配ってあげて下さい。


「猛烈な」台風13号 沖縄へ

一方、沖縄には、台風が近づいています。
台風13号は、勢力を強め、4日0時に『猛烈な』台風に発達しました。これは台風としては最強レベルで、この勢力を保ったまま、7日頃に沖縄の南へ進む予想です。沖縄では7日〜9日にかけて台風の影響を受けて、荒れた天気になる恐れがあります。台風への備えは、早めに行って下さい。
また、沖縄では台風が近づく前から、ウネリが入るため、波が高くなりそうです。海のレジャーは「台風がまだ遠いから」と油断しないで、十分ご注意下さい。

台風進路予想 8月4日12時

台風進路予想 8月4日12時