海外での両替はなにかと面倒だが、そんな手間を解決してくれるカードがあるという。クレジットカードや電子マネー関係の著書を多数持つ、消費生活評論家の岩田昭男さんが解説する。

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 海外旅行に現金をたくさん持って行くのは「危険」だとよくいわれます。だからといって、クレジットカードさえあれば安心というわけでもありません。

 海外では、日本と違ってチップが必要になる国が多くありますし、タクシーを使う際など距離によっては現金で払った方が喜ばれる場合もあります。スムーズで快適な旅にするために、1万〜2万円は現地通貨に換えておきたいところです。

 しかし、現地で「両替」しようとすると、両替できる場所がわからなかったり、両替のレートが高くて損をしたような気分になったりします。場所によっては、手数料が10%以上という場合もあるので、注意が必要です。

 最近では、クレジットカードのキャッシング機能を使って現地通貨を引き出す人が増えていますが、キャッシングに抵抗のある人や、キャッシング枠を持っていない人も少なくありません。

 そうした問題を解決してくれるのが、トラベルプリペイドカードです。事前にカードに日本円をチャージしておけば、現地に着いてからATMを使って現地通貨を引き出せるという利点があります。クレジットカードと比べると、あらかじめ決めておいた金額だけチャージしておくことで使いすぎを防止できるのもうれしいところです。

 現在、トラベルプリペイドカードには、「NEO MONEY」(クレディセゾン)をはじめ、「Money T Global」(JTB)、「Visa Travel Money Gonna’」(ジャックス)、「マルチカレンシーキャッシュパスポート」(トラベレックスジャパン)などがあります。

 この中でおすすめなのは、即日発行が可能な、クレディセゾン発行のNEO MONEYです。13才以上なら誰でも申し込むことができ、年会費・発行手数料は無料。世界各国で幅広く使えるVisaブランドと、アジアでの旅行に重宝する銀聯ブランドが発行されています(銀聯とは中国発の国際ブランドで、中国本土をはじめ香港、マカオ、台湾、韓国、ハワイなどで使えます)。

 出発まで時間がない時も、対象のセゾンカウンターに行けば、簡単な手続きだけでその日のうちにカードを手にすることができるので、急な海外出張の多いビジネスパーソンにもおすすめです(※即日発行対象カード、対象カウンターはホームページをご確認ください)。Web申し込みの場合は、3営業日で発行されるので、この夏予定している海外旅行にも便利です。

 チャージは銀行振込のほか、全国のセブン-イレブンに設置されているセブン銀行ATMや、セゾンATMからも気軽にチャージできます(※銀聯ブランドはセゾンATMでチャージ不可)。

 あらかじめ委任状を提出しておけば、家族による振込チャージが可能なので、留学するかたにも安心です。

 さらに、このカードは現金引き出しだけでなく、200以上の国に3800万あるVisa加盟店や、中国1200万の銀聯加盟店での買い物にも、プリペイドカードとして利用できるのです。

※女性セブン2015年8月13日号