代表デビュー戦で初ゴールを挙げた武藤。コンディションに大きな不安はなく、今後の活躍も期待できそうだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 今回の東アジアカップで、ハリルホジッチ監督の下での初招集組は8人。そのうち3人が北朝鮮戦で代表デビューを飾ったが、残る5人を含め、“新顔たち”の現在のパフォーマンスをチェックする。

【マッチレポート】日本 1-2 北朝鮮

武藤雄樹(浦和/FW) 今大会成績/1試合・1得点・0アシスト
北朝鮮戦でトップ下としてA代表デビュー。不慣れなポジションながら、鋭くニアに飛び込んで先制点を挙げるなど、アピールに成功した。「後半は運動量が落ちて、ミスが増えてしまったのは自分のなかでも残念で、悔しかった」と振り返るが、低調なチームのなかで水準以上のパフォーマンスを披露していた。コンディションにも大きな不安はなく、今後も活躍が期待できるだろう。
 
遠藤 航(湘南/DF) 今大会成績/1試合・0得点・1アシスト
代表デビューという重圧を感じさせず、本職ではない右SBでも安定したプレー。開始3分に武藤のゴールを演出した高精度クロスもさることながら、縦への突破を許さなかった1対1での対応が素晴らしかった。「(失点は)チャレンジとカバーをハッキリさせるしかない。(相手が)長いボールを蹴ると分かっていても、できるだけラインを上げてコンパクトにしていれば事故は起きにくい」と失点に対する分析も的確で、伸びしろの大きさを感じさせた。
 
浅野拓磨(広島/FW) 今大会成績/1試合・0得点・0アシスト
84分から右ウイングとしてピッチに立ち、出場直後にドリブルで持ち上がるなど積極性は示した。とはいえ、出場後に決勝点を奪われるほろ苦い代表デビュー。「自分が(点を)取って試合を決めるという気持ちで入ったのに、その逆になってしまった。もっとできることがあったんじゃないかなと思います」という悔しさを、「同じことを繰り返したら意味がない。次に良いプレーができるようにしたい」と残り2戦にぶつけるつもりだ。
 
倉田 秋(G大阪/MF) 今大会成績/出場なし
8月1日の紅白戦では左ウイングでプレー。3日のミニゲームでも積極的にシュートを放っており、状態は悪くない。「昨日の11人だけでは絶対に3試合持たないし、戦えないと思うので、チャンスがある時に一人ひとりがそれを掴めば良い」と本人が語るチャンスは、次戦で巡ってきそうだ。
藤田直之(鳥栖/MF) 今大会成績/出場なし
持ち味の巧みなボールさばきをトレーニングで発揮。中盤の収まりどころがなかった北朝鮮戦の内容を踏まえ、「(展開を落ち着かせるのは)自分のチームではやってきていること。メンバーが替わったなかでもやれるかどうかが問われると思う」とイメージを膨らませていた。ただ、練習時間が短い影響もあり、ロングスローを披露する機会はまだ与えられていない。
 
米本拓司(FC東京/MF) 今大会成績/出場なし
紅白戦では右ウイングを担当しており、ボランチとしての位置付けは現時点で五番手になる。とはいえ、長所でもある運動量とフィジカル能力は、暑さの厳しいアジアでの戦い向き。ボランチでチャンスを掴めれば、序列を覆す可能性を秘めている。
 
米倉恒貴(G大阪/MF) 今大会成績/出場なし
「監督は細かいところまで見ていますし、練習で一秒たりとも気を抜けない質の高い練習ができている」。そう語る右SBだが、暑さに参っているかもしれない。3日のミニゲームではゴールを決めたものの、終了間際に致命的なパスミスから興梠にゴールを許した。少し集中が切れたのだろう。試合では細心の注意を払い、凡ミスを減らしたい。
 
六反勇治(仙台/GK) 今大会成績/出場なし
紅白戦でも西川と東口にポジションを譲り、現在の序列は三番手。それでもモチベーションは、少しも落ちていない。「今の段階では(スタメンが)決まってないと思うので、練習でアピールしたい。僕はそれをやらなければいけない立場なので、しっかりやりたい」。この気合のこもった言葉がすべてだ。

※大会成績は北朝鮮戦終了時
 
取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェスト編集部)