クリケットから釘バットへ。Wii U『Zombi U』がPS4 / Xbox One / PC『ZOMBI』として復活

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Wii U独占のゾンビサバイバルホラー『Zombi U』から「U」が取れ、『ZOMBI』となって復活します。Ubisoftは PlayStation 4、Xbox One、PC用タイトル『ZOMBI』を2015年8月19日に発売することを明らかにしました。価格は2400円 (税別)、ダウンロード専売です。
「Zombie」ではなく「ZOMBI」という独特の綴りに見覚えがある方もおられると思いますが、実はこれ、日本ではWii Uのローンチと同時に発売され、独特の内容からゾンビファンの熱い支持を受けた『Zombi U』の流れを汲むタイトル。

ゾンビで溢れたロンドンの街で、少しでも長く生き延びるために戦うのですが、主人公(たち)は特殊部隊の兵士でも超人でもなく一般人。物資も欠乏しており、とにかくすぐに死にます。死んでもまた次の生存者が同じ隠れ家に辿り着く設定ですぐに続行できますが、前の主人公はアイテムを持ったままゾンビになっているため、新しいキャラクターでこれを回収に向かわなければならない......というシビアな展開が特徴です。

『Zombi U』はWii U独占タイトルとして、タッチ画面を備えた Wii Uゲームパッドの活用も特徴でした。アイテム欄やマップがゲームパッド側の画面に表示されるのはWii Uでよくあるシステムですが、開いている間もゲームは止まらないため、手元に気を取られれば必然的にテレビ側への警戒が薄くなります。

この仕組みにより、いつ暗がりからゾンビが現れるか怯えつつ手元の地図と周囲に交互に目をやったり、走って逃げつつ荷物をかき回して弾薬を探しているうちに道を間違えさらなる窮地に陥る、といったことが自然に発生します。またゲームパッドを動かして周囲をスキャンしたり、スナイパーライフルの狙いを付けたり、テレビ側とゲームパッド側で分かれて遊ぶ非対称マルチプレイといった体験ができました。

新作の『ZOMBI』では、操作性やグラフィックスをPlayStation 4、Xbox One、PC用に最適化。『Zombi U』ではゲームパッド側に表示されていたマップなどもメイン画面に統合されていますが、同作のプロデューサーであるHélène Henry氏は「ゲームのHUDは最小限度にまとめられており、不要なときは消えるため、非常に孤独な感覚が味わえる」とコメントしています。インベントリを開いてもやはりゲーム進行は停止しないそうなので、今度はインベントリの周りの視野に注意しつつ、臨場感溢れるプレイが楽しめそうです。

Wii U では弾薬が減らない接近戦武器『クリケットのバット』が最強兵器でしたが、新作ZOMBIでは範囲が広く一振りで複数のゾンビを倒す「ショベル」、広範囲かつ強力な打撃を放つ「釘バット」が追加されます。また、日本版『Zombi U』ではゾンビのグラフィックスの一部が修正されていましたが、『ZOMBI』では海外と同様の表現になるとされています。

特殊部隊の隊員でもなければ選ばれた戦士でもない、あくまで普通の人のサバイバル。ゾンビ禍抵抗組織を名乗る謎の声に導かれてロンドン中を駆けまわるものの、やられるとあっさり死んでゾンビ化し、別のキャラクターとして「それまでの自分」を倒してアイテムを奪い取る......というコンセプトは、ゾンビものゲームの中でもかなり独特なだけに、再評価が期待されるところです。