Acid Black Cherryに10万人が熱狂


猛暑の日本を一際熱く盛り上げたのがロックバンド「Acid Black Cherry(アシッドブラックチェリー)」が「4年に一度のABC Dream CUP」と題したフリーライヴ。名古屋・幕張・大阪にて開催されたこのフリーライブが1日大阪・舞洲で最終公演をむかえた。当初の予定では8万人とされていたが当日各所に設けられたフリーエリアに集まったオーディエンスを含めると名古屋で2万5千人、幕張・4万人、大阪では3万5千人が集まり、合計10万人を動員。これによってAcid Black Cherryはフリーライヴの動員として国内最多動員を記録したことになる。

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Acid Black Cherryはロックバンド「Janne Da Arc(ジャンヌダルク)」のボーカル、yasuのソロプロジェクトで2015年で活動8周年を迎えている。もともとAcid Black Cherryはデビュー時にフリーライブを東名阪で行っているため、yasuもオーディエンスも当時の絆を大事にしているというのが見て取れた。8月1日の舞洲は38度という猛暑。照りつける太陽の下、全力でパフォーマンスするメンバーにオーディエンスも全力で答える。

ロックだけでなく、ポップスやジャズなど幅広い音楽性を持つ彼らはヴィジュアル系ファンだけでなく、男性ファンも多く、会場の熱はどんどん上昇。

「ほんまにキツイ日差しやね。でもね、俺ら以上になキツイよね。みんなこんな遠いところまで、暑い中時間かけて来てくれたんやもんね。ほんまにありがとうね」とyasuが感謝の言葉を伝える。

2月にリリースされたニューアルバム『L-エル-』からは、「versus G」やポップなリズムを刻む「7 colors」、ABCらしい激しいロックチューンの 「エストエム」ほか、歴代のアルバムに収録されている曲も披露されファンにとっては新旧どちらの曲も楽しめるセットリストになっていた。

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常にファンを大切にし、ファンのそばにいたいと話すyasuはこの日も曲中にステージから降り、唄いながら後ろのブロックまでハイタッチしながら全力で駆け抜けた。アンコールでは「その日がくるまで」でオーディエンスの歌声に見事にハモり、文字通り会場全体ですばらしい曲を作り上げた。

「こういう時間にみんなと一緒におったことが大事やと思うからね。この先いつか、みんながこの曲を聴いたときに、2015年のこの夕日を思い出してくれたらいいなと思います」と話すyasuの言葉通り、かけがえのない夏の思い出になっただろう。

文 武市尚子