絶景の城めぐり

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JTBグループの、出版・販売、ウェブ関連事業を行ってるJTBパブリッシングは2015年7月30日、全国の「お城」をめぐるガイドブック「絶景の城めぐり」を発売した。

昭和〜平成、お城はずっと「観光地」

日本の城や城址のなかで、特に中世・戦国時代から近世にかけてのものは、昭和時代の戦前から復興事業が行われ、戦後は天守閣や城郭の復興ブームがあり、1950年代半ばから60年代にかけて多くの復興事業が行われた。全国に点在する「お城」は現代に入って長く、その時々によってはひそかに、多くの人が訪れる「観光地」であるのだ。

昭和〜平成のこれまで、いわゆる"城ブーム"は、その強弱はさまざまながら、寄せては引いて、引いては寄せている。

このところのブームは、比較的長期にわたって"高値安定"といえようか。「歴女」の社会現象化や、戦国時代をテーマにしたゲームの流行などの流れから、城への注目が高まり「城ガール」なども現れる一方、城や城址そのものが社会的注目を集めるようになっている。

姫路城グランドオープン、松江城国宝指定が新たな弾みに

3年ほど前から、にわかに注目度が急上昇したのは兵庫県朝来市の「竹田城跡」。標高約350メートルの山頂に築かれ「天空の城」あるいは、ペルーの山の尾根にあるインカ帝国の遺跡にたとえて「日本のマチュピチュ」などとして全国に知られるようになった。

同じ兵庫県内の姫路城は2015年3月、約5年半にわたる「平成の大改修」を終えてグランドオープン。「白鷺城」の別名の由来ともされる白漆喰の鮮やかさがさらに輝きを増し「白過ぎ城」といわれた。

姫路城グランドオープンから4か月後の15年7月8日、島根県の松江城が、1950年に重要文化財に"格下げ"されて以来65年ぶりに国宝に再指定。これで現存12天守のうち国宝は、長野県の松本城、愛知県の犬山城、滋賀県の彦根城、姫路城と合わせ5城になった。

次の「大河」の「真田丸」もイラストまじえ紹介

「絶景の城めぐり」では、この国宝再指定で地元が沸く松江城、大改修を終えた姫路城のほか、竹田城跡に代表される天空の城々や、1614年の大坂の陣(冬の陣)で真田幸村が大阪城の南に築いた出城「真田丸」の情報まで、再現イラストをまじえて紹介している。「真田丸」は2016年NHK大河ドラマのタイトルになっている。

ほかに「絶景の城めぐり」では、城見学の前後に訪れたい名物グルメ店やショップ情報も分かりやすい地図付きで紹介。城ガイドと観光ガイドの2つのエッセンスが詰まったガイドブックになっている。定価900円(税別)

■掲載内容
国宝5+1城...松江城/姫路城/彦根城/松本城/犬山城/元離宮二条城
日本3名城...熊本城/名古屋城/大阪城
天空の城々...竹田城/備中松山城/越前大野城/岩村城/高取城/岡城/赤木城
天守現存の城...松山城/弘前城/高知城/丸岡城/丸亀城/宇和島城
真田幸村が駆けた風景...大坂の陣・真田丸/上田合戦・上田城
近江の城と戦国武将...安土城(織田信長)/長浜城(豊臣秀吉)/佐和山城(石田三成)/小谷城(浅井長政)
戦国を彩る築城名手...加藤清正/藤堂高虎
ほか