最年少MF増矢の同点弾実らず…なでしこ、北朝鮮に敗れ東アジア杯黒星発進

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 EAFF女子東アジアカップ2015の開幕戦が1日に行われ、なでしこジャパンと北朝鮮女子代表が対戦した。

 中国・武漢で開催の今大会は、男子と同じく、日本、中国、韓国、北朝鮮の4チームによって総当り戦が行なわれる。なでしこは、2008年と2010年大会で連覇を達成したが、2013年の前回大会では2位に終わり3連覇を逃していた。王者奪還を狙う今大会は、若手主体メンバーで臨む。

 北朝鮮との初戦は、準優勝に終わったFIFA女子ワールドカップ・カナダ2015のメンバーから、GK山根恵里奈、DF北原佳奈、MF上尾野辺めぐみ、FW菅澤優衣香、そして今回キャプテンを務めるMF川村優理がスタメン。それに加えて、DF高良亮子、DF高畑志帆、MF増矢理花、MF京川舞、MF杉田亜未、FW有町紗央里が先発出場となった。

 試合は3分になでしこが最初のチャンスを迎える。ペナルティエリア内右脇で仕掛けた増矢が倒されてFKを獲得。これを上尾野辺が直接狙うが、シュートはわずかに枠の上に外れた。7分にはエリア内中央でこぼれ球に反応した杉田がシュートを放つが、相手GKに阻まれた。

 主導権を握っていたなでしこだったが22分、カウンターでエリア内に抜け出したラ・オンシムを京川が倒してしまい、北朝鮮にPKを献上。キッカーを務めたキム・オンジュはゴール右に蹴るも、そのシュートを読んでいた山根が好セーブでピンチを凌いだ。しかし35分、なでしこがエリア手前右でFKを献上。北朝鮮は、中央へのボールにリ・イェキョンが合わせて、先制点を奪った。

 追いつきたいなでしこは42分、左サイドの高良からにクロスに、有町がゴール前に飛び出して頭で合わせる。シュートは枠の右隅に飛ぶが、相手GKに弾き出された。前半はこのまま1点ビハインドで折り返す。

 後半に入って48分、なでしこが立ち上がりに同点とする。右サイドで増矢が獲得したFKから、上尾野辺が中央へボールを送る。ニアサイドに入った菅澤は潰されるが、その後ろでフリーだった増矢が、ワントラップから落ち着いて右足で押し込み、ゴールネットを揺らした。この勢いで逆転したいなでしこは64分、京川を下げて、MF横山久美をピッチに送り出す。

 しかし65分、北朝鮮はカウンターから、キム・ユンミのパスでエリア内右に抜け出したラ・オンシムが山根の目前で横パスを選択。そこに走り上がっていたリ・イェキョンが流し込んで、北朝鮮が勝ち越しに成功した。

 だが、なでしこも譲らず同点とする。70分、左サイドからのクロスを相手DFに弾かれると、こぼれ球に杉田がエリア前中央からダイレクトで右足を振り抜く。すると強烈なシュートは枠の右上隅に突き刺さった。

 北朝鮮は79分、ラ・オンシムがエリア内中央でボールキープから右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅に決まった。さらに82分、キム・ユンミからのパスをエリア内中央で受けたラ・オンシムが右足でのシュートを放つと、これも枠の左隅に突き刺さった。なでしこは立て続けの失点で、終盤に2点のビハインドとなる。

 なでしこは83分に高畑に代えて、FW高瀬愛実を投入し反撃を狙う。後半アディショナルの92分、横山がドリブルでエリア内右に侵入し、ループシュートで狙うも、枠を捉えられない。直後に有町を下げて、MF猶本光をピッチに送り出した。

 試合はこのまま終了。なでしこは2度のリードを追いつくも、北朝鮮に2−4で敗れて、東アジアカップ黒星発進となった。

 翌2日に男子日本代表が北朝鮮と対戦。なでしこは、4日に韓国女子代表と対戦する。

【スコア】
なでしこジャパン 2−4 北朝鮮女子代表

【得点者】
0−1 35分 リ・イェキョン(北朝鮮)
1−1 48分 増矢理花(なでしこ)
1−2 65分 リ・イェキョン(北朝鮮)
2−2 70分 杉田亜未(なでしこ)
2−3 79分 ラ・オンシム(北朝鮮)
2−4 82分 ラ・オンシム(北朝鮮)