醤油や砂糖をたくさん使った味付けの濃い食事は、カロリーが多くダイエットの妨げになるだけでなく、塩分の摂り過ぎで生活習慣病の原因にもなってしまいます。でも、味付けが薄すぎるとせっかくの食事も美味しく感じられない? “旨み成分”を上手に活用して、美味しさをキープしながら、ダイエットや健康にもいい食事を楽しんではいかがでしょうか。

旨み成分にはどんな種類があるの?

食事が美味しいと感じられるのは、甘味や塩味、苦味、酸味などの味を総合的に感じるからです。“旨み”もその基本的な味のひとつ。食べ物を美味しくいただくためになくてはならない基本の味のひとつです。例えば、出汁を美味しく感じるのは、旨み成分のグルタミン酸やイノシン酸が含まれているからです。代表的なうまみ成分には、この他に、グアニル酸やコハク酸があります。

旨み成分はどんな食品に含まれているの?

旨み成分は、昆布や煮干しだけでなく、さまざまな食品に含まれています。ここでは、それぞれの旨み成分が含まれている代表的な食品をご紹介します。

グルタミン酸

昆布、干しエビ、干し貝柱、イワシ、チーズ、トマト、タマネギ

イノシン酸

煮干し、かつお節、サバ、豚肉

グアニル酸

干しシイタケなどのキノコ類

コハク酸

貝類

これらの旨み成分を上手に活かせば、普段よりも味付けを薄くしても、充分美味しく感じます。余分な砂糖や醤油、油などの調味料を減らせば、それだけカロリーも減ってヘルシーに。健康にもいいので一石二鳥です。

簡単にできる! 旨み成分の活かし方

最も代表的なうまみは、昆布とかつお節を使った出汁ですが、忙しい毎日にていねいに出汁を取るのもたいへんなもの。ここでは、そんな時でも簡単にできる旨み成分の活かし方をご紹介します。

炒め物に“顆粒ダシ”をプラスする

炒め物は、ついつい塩をたくさん使ってしまいがちです。そんな時は、顆粒ダシを振り入れてみましょう。旨みが効くので、その分、塩、醤油などの調味料を減らすことができます。もちろん煮物も少し多めに旨みを効かせることで薄味でも満足していただけます。

スープなどの汁ものは旨みで味わって!

スープなどの汁ものには、干し貝柱やシイタケなどの旨み食材を入れましょう。煮込んでいる間に旨みが溶け出して、思わずホッコリとする味わいになります。トマトやタマネギなどの野菜にも旨み成分がたくさん含まれているので、スープに入れれば調味料がなくても味がグッと引き立ちます。


writer:岩田かほり