夏バテによる精力減退を防ぐための方法で、面白い“流行”がある。
 「最近、若い男性の間ではふんどしが流行っているんです。昔ながらの真っ白なふんどしではなく、“しゃれふん”と呼ばれ、デザインもオシャレになっているんですよ」
 こう語るのは、医学博士の志賀貢氏だ。

 確かにネットで検索しても分かるが、いまや“しゃれふん”は男女問わず、オシャレなニューアイテムとして広まっている。
 だが、ふんどしとED解消に、何の関係があるのだろうか。
 「まず再確認してもらいたいのは、精子を作るのは睾丸であるということ。睾丸の活動が活発であるほど、男性は精力も強くなるのです。ところが夏は、睾丸の活動が弱まりやすい季節なのです」

 なぜなら、睾丸は暑さに弱いからだ。
 「睾丸は、陰嚢というフクロに納められた状態で体外に出ていますよね。これは、精子の活動が体温よりも低い温度で行われるということです。ちなみに陰嚢にあるたくさんのシワは、睾丸を冷やすための冷却装置と言われています」

 しかし、夏場はパンツの中も汗で蒸れやすい。ブリーフやボクサーパンツをはいている方は、特に睾丸が熱を発散しにくいのだ。
 「ですから、できれば風通しの良いトランクスのほうが、男性機能的には良いのです。そして、トランクス以上に風通しが良いのが、ズバリ、ふんどし。昔の男性は皆、ふんどしでしたが、まさに男の元気を維持する下着だったのです」

 さすがにこのご時勢、祭りではくようなふんどしを締めるのは抵抗があるが、“しゃれふん”であれば試してみようと思うだろう。
 また、ふんどしの形もいろいろあるが、睾丸を冷やすという意味では布部分が多くても緩い形の“しゃれふん”が一番だ。
 「周りの女性に話を聞いたところ、意外と反応も良いんです。ふんどし=男らしいといったイメージもあり、ふんどし姿の男性を目の前で見てみたいという意見も多かったですよ」

 女性の興味をソソらせるのに加え、ふんどしは比較的体格の良いタイプが似合うというのもポイントだ。
 「それこそ中年太りしたオジさんこそ、ふんどしが映えるんです。痩せた男性では貧相に見えるだけです」

 ちなみに本誌が調べたところ、しゃれふんの定価は2000円ほどが相場。やや割高ではあるが、男性機能も高めてくれて、モテアイテムとしても利用出来ると考えれば、決して損ではない。
 「もちろん、自分の好きなデザインのふんどしを締めればいいのですが、実は医学的に考えると、やはり赤ふんがお勧めです。男性はもともと、赤い色を見るとヤル気が高まる。飲み屋の前にある“赤提灯”もまさにそれ。あれが青色だったら、“ちょっと一杯やっていこう”とはなかなか思わないですよね」

 逆に女性ウケを狙うのなら、赤紫色がオススメだ。
 「実はこの色は、女性器の内部の色に近いのです。そのせいか、女性は性的興奮を刺激されるといいます。寝室のカーテンの色にも活用できます」

 何はともあれ、この夏はズボンの下にふんどしを締めて出勤するのはいかが!?

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたSEX&口説き術にまつわる著書も多数。