東アジア杯公式会見に臨んだハリル監督「渋滞で遅れてしまった」

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文=青山知雄

 東アジアカップの開幕を2日後に控えた日本代表が31日、中国・武漢入りから初めてとなるトレーニングを実施。練習前には公式記者会見が行われ、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督と森重真人が壇上に並んだ。

 18時30分スタートが予定されていた記者会見は、指揮官が「渋滞で遅れてしまいました」と冒頭でお詫びをするなど9分遅れでスタート。なでしこジャパンが29日に交通渋滞で訪中初日の練習断念を余儀なくされたが、日本代表も“武漢名物”の影響を受けた形だ。

 今回の代表メンバーは29日の明治安田生命J1リーグを戦ったメンバーが大半を占め、30日は丸一日を移動に費やしたことから、ハリルホジッチ監督は「まずは疲労回復が一番大事になる」と本音を明かしている。

 想定外の負傷者続出と疲労蓄積に頭を抱えることもあり、この日の会見壇上でも「直前に行われたJリーグの試合で2人(柏木陽介/浦和レッズ、権田修一/FC東京)が離脱して代表メンバーの交代を余儀なくされ、今も3人がケガを抱えている。その3人が最初の試合に出られるかどうかは分かりません。明日のトレーニングが終わったあとで誰を使うか決めたい」と悩ましげな表情を見せていた。

 新しく代表に招集された8選手に関しては、「彼らを呼んだということは期待の現れですし、ここに来るだけの力を持っているということ。彼らが試合に出るかどうかは分からないですが、この3試合では先発や途中交代にかかわらず、可能性のある選手をできるだけ使おうと思っています」と新戦力の発掘に意欲を見せている。

 もちろんやるからには新戦力の発掘だけでなく、勝利を目指さなければならない。スケジュールとコンディション調整の間で難しい状況下に置かれ、メンバー発表会見に続いてトレーニング時間の少なさを嘆いたが、「選手たちは非常に高い意欲を持っている。そのモチベーションがプレーに出ることを期待しています」と前向きなコメントを残し、練習開始時刻が迫っていることを受けて足早に会見場を後にした。

 日本代表は同大会で2日に朝鮮民主主義人民共和国代表、5日に韓国代表、9日に中国代表と対戦する。