地の利を活かして首位発進を決めた青木瀬令奈(撮影:ALBA)

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<大東建託・いい部屋ネットレディス 初日◇31日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード・パー72)>
 「このコースでトーナメントが開催されると知って、すっごく嬉しかったです」という青木瀬令奈。この日、開幕した『大東建託・いい部屋ネットレディス』の開催コースである鳴沢ゴルフ倶楽部を知り尽くす青木は“地の利”を活かし、5バーディ・ノーボギー“67”で、5アンダー・首位タイ発進を決めた。

 青木が群馬県の前橋商業高校2年時に“マジック”というクラブチームに所属し、同コースで頻繁に合宿を行っていた。ラウンド回数は「かつぎで1.5ラウンドを何回したかわからない」と数えるのもおっくうになるほど。大会前に当時を知るマスター室のスタッフの“ここで育ったのだから、頑張れ!”と応援され、気合が入ったのだという。
 「6年前なので思い出しつつ」試合に臨んだ青木は5つバーディを奪った以外でも、「10番、14番は1.5mのパットを外してしまったし、最終18番も…」と、知り尽くすコースの攻略の記憶をたどり、幾多のチャンスを作り出した。
  もちろんコース攻略の知識だけでなく、実践するだけのプレーが必要になるが、同大会に合わせるように調子も上向いてきていた。「2週間のオープンウィーク中はすごく調子がよくて、でも(ウエア契約をする)『サマンサタバサ レディス』は気負いすぎてしまって予選落ち。悔しさから土日に練習をしたら、先週もショットの調子が良くなってきて、今週はパターも入ってくれているので」。
 開幕時はドライバーの飛距離不足でセカンドショットで“直ドラ”をする光景がよく見られた青木。「210ヤードくらいしか飛んでなかったですね」という状態だったが、シーズン序盤に新コーチとダウンブローからアッパーブローに軌道を変えるスイング改造を行い、『サロンパスカップ』で4位に入ってから徐々に飛距離が伸び、今では「セカンドがすごくラクになりました」と20ヤードアップ。フェアウェイウッドでグリーンに乗せていくゴルフから、アイアンでピンを狙っていくゴルフに変わっていった。
 飛距離アップに成功し、思い入れのあるコースで開催される大会に向けて調子は上向き。 “5アンダーでも足りない”という表情で「恩返しがしたい」と話す青木は、2日目も“67”以上を狙っているだろう。条件が整った舞台で初優勝を逃す手はない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>