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視聴者を無視した「ごくせん」最終回

2005年03月20日07時15分 / 提供:PJ

pj
この番組は、学校は勉強のためだけにあるのではないことを教えてくれる。

 私は小学校4年生の娘を進学塾に通わせている。進学塾に子供を通わせるあるお母さんは、公立小学校に通うのが無駄と感じている小5の娘に「学校は給食を食べに行くものだと思いなさい」と話していた。レベルの高い進学塾の勉強と比べれば、公立小学校の授業に意味が感じられないのも仕方がない。とはいえ、給食のために小学校に通うという意見に納得できない。

 「ごくせん」の主人公と同じことを私は考えている。学校は、クラスメートとの友情を育み、先生と自分の将来を真剣に考えることを通じて、友達や先生との絆(きずな)を確立していく。それが大切なのだ。
確かにTBS「ヤンキー母校へ帰る」よりも表現はぬるい。しかし、テーマは同じ。高校生役で速水もこみち君が両番組に出演していることは感慨深い。

 最終回は90分スペシャル。ストーリーの展開は概ね納得のいくものだった。問題は、最後の最後である。生徒たちとの別れもすませたヤンクミが画面の手前に向かって歩いてくる。エンドクレジットもすべてが終わった。
「これで終わるね」と私が言うと、時計を見たカミサンは「まだ時間があるよ。そういえば教頭が思わせぶりな芝居をしてた」。
そんなことはない。私の感情のボルテージはすでに最高潮に達している。これで終わってくれなきゃ許さない。
カミサンのいうとおり、番組は終わらなかった。とってつけたような南の島での教頭とヤンクミのシーンがはじまった。

 私はこのシーンが加えられた事情を察知した。
高視聴率を記録した番組のスタッフ・キャストへのご褒美として、南の島のロケがプレゼントされたのだ。

 これを視聴者無視と批判しないでいいのだろうか。スタッフ・キャストの慰労は局の都合であり、視聴者に何の関係もない。予想される「ごくせん」の第三シリーズが南の島で始まれば納得がいくが…。

 視聴率があがったといっては、コロッケ・パーティーで祝っていた時代が懐かしい。
ホリエモンが新風を起こすのはフジテレビだが、その風をすべてのテレビ局に吹かせたい。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 中村厚一郎(スポンタ)

関連ワード:
ごくせん  フジテレビ  時計  コロッケ  給食  
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