「マクロカルパールC」について発表

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ロッテは2015年7月28日、ユーカリ抽出物とその効果成分「マクロカルパールC」の研究結果を発表した。大阪大学歯学部の天野敦雄教授(学部長)と永田英樹准教授を招き、ロッテ中央研究所の基礎研究部部長、大澤謙二氏とともに、同社が25年にわたって研究してきた、歯周病対策素材であるユーカリ抽出物とその効果成分「マクロカルパールC」について講演を行った。

ロッテは15年5月、「噛むこと研究室」を設立。さまざまな研究機関や企業と連携し、最適な「噛む」機会を提供することで、「生活者の力になりたい」と活動している。また、「歯ぐきの健康」を通じて、全身の健康を推進する団体「オーラルプロテクトコンソーシアム」に7月から参画したことを発表した。

「抗菌」と「歯垢形成の阻害」に効果

歯周病の研究を進める過程で、ロッテ大澤氏はユーカリ(グロブラス種)の葉から抽出したポリフェノールの一種「マクロカルパールC」に着目した。この成分は「歯周病菌への抗菌作用」と「歯垢形成の酵素を阻害する働き」が、他の成分と比べて強いという。またユーカリは、ハーブティーなど食用にも使われるため、口に入れるうえでの安全性も確認されている。

天野教授は、口腔ケアと生活習慣病の関係を説明。全身の健康を害するきっかけとなる「歯周病」の弊害や、加速させる要因、メカニズムなどを説明した。また、これからの口腔ケアにおいて、「抗菌・殺菌効果」「歯垢成熟抑制効果」をもつ食品成分に期待しているという天野教授を受けて、大澤氏が「マクロカルパールC」の特徴について説明した。

続く永田准教授は、ユーカリ抽出物を配合したチューインガムを、無作為に選んだ人たちに複数回実施した試験について報告。ユーカリ抽出物により歯垢たい積が抑制され、歯肉の炎症が抑えられた結果、歯周病の臨床指標に有意な差が見られ、歯周病予防に効果がある可能性が示されたことを紹介した。加えて永田准教授は、歯垢除去など日常のケアの重要性を指摘し、今後のセルフケアにおいて「マクロカルパールC」が注目できる成分だと語った。