NASA、宇宙人向けアナログレコードGolden Recordをネット公開。ボイジャーが太陽系外へ運搬中

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NASAが宇宙人宛てメッセージ「ゴールデンレコード」の音源を、音楽クラウドサービス SoundCloud で公開しました。ゴールデンレコードは1977年に打ち上げられた2機の無人惑星探査機ボイジャー号が運ぶ金メッキ銅盤のアナログレコード。

宇宙のどこかで何らかの知性体が発見することを期待して、各国語のでの挨拶やモーツァルトの曲、動物の鳴き声など、地球からのメッセージをアナログ音声で収録しています。
ボイジャー1号と2号は、太陽系とその先を探査するために1977年に打ち上げられました。木星や土星を調べるのが当初の目的でしたが、ボイジャー2号はさらに天王星と海王星の初探査にも成功。さらに、ボイジャー1号は2012年、人類が作ったものとして初めて、太陽圏の外側へ脱出して今も探査を続けています。

2機のボイジャー号は、宇宙のどこかにいるであろう地球外知的生命体へのメッセージとして、金メッキが施された銅板のレコードを運んでいます。このゴールデンレコードには、地球や人類について地球外の知的生命体に伝えるために、著名な天文学者のカール・セーガン博士らが中心となって選んだ世界55言語によるあいさつやバッハ、モーツァルトなどの音楽のほか、心臓の音、動物の鳴き声、雨や風の音などが、数秒ずつ収められています。SoundCloudではこのうち、各言語でのあいさつと、地球の生き物や環境の音を聴くことができます。



NASAのウェブサイトからは、ゴールデンレコードに記録された音源のほか、人類や地球の風景を収めた画像も見ることができます。

今から40年近くも前にアナログで録音されたこのメッセージ。レコードのパチパチというノイズや、鉄道の汽笛の音など、現代の地球人にとっても懐かしいというよりすでに歴史的な音源となっています。地球外生命体がレコードの音を聴けるように、レコード盤には再生する方法が記号で記されていますが、レコードプレーヤーが身近ではなくなった現代の私たちにとっても役立つかもしれません。

幸い、SoundCloudならばターンテーブルがなくても聴けます。40年前の地球人が埋めたタイムカプセルを掘り起こした気分で、あるいは遠い未来にボイジャーを発見した地球外知性を想像しつつ聴いてみてはいかがでしょうか。

なお、SoundCloudのNASAアカウントでは、ほかにもスペースシャトルの打ち上げカウントダウンやロケットエンジン音なども公開しています。