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7月4日公開の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」はもうご覧になりましたか?

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言わずと知れた2012年公開の大ヒット映画「アベンジャーズ」の続編であり、これから更に広がっていくであろうマーベル・シネマティック・ユニバース(マーベルコミックスの各キャラクターの映画から、キャラクターたちをクロスオーバー映画で合流させるという計画の作品群のこと)の新たな展開を予感させる映画です。

そもそもマーベルってなに?

さて、大ヒットしたアベンジャーズですが、楽しんで見た方の中にも「そもそもマーベルって何なのよ?」という方も多いのではないでしょうか。

マーベルコミックスは、アメリカの漫画出版社。

アベンジャーズに登場する、アメコミを代表する著名なヒーローを数多く生み出してきた会社です。

つまり、アベンジャーズは今日本でも流行の漫画の実写化。もともとの原作はコミックなのです。

漫画といえば、日本の文化と言えるくらいに日本人に馴染み深いものですが、外国の漫画を読んだことはありますか?

おそらくほとんどの方がNoなのではないでしょうか。

アメリカはアメリカン・コミック、フランスはバンドデシネ…様々な国でそれぞれの漫画文化がありますが、日本ではなじみがないですよね。

それらに触れようと思った時に一番最初に懸念されるのが言葉の壁。

でも、大丈夫。ちゃんと邦訳版が出版されているんです。

映画を見る前の復習にも! 『アベンジャーズ/AoU:プレリュード』

今回紹介する、7月29日発売の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード』は、劇場版「アベンジャーズ/AoU」の前日譚である「アベンジャーズ」のコミカライズ版、そしてウルトロンやヴィジョンが登場する名作エピソードを収録したアンソロジーです。

本書は「アベンジャーズ/AoU」鑑賞の前に前作の振り返りとして読んでも、鑑賞後に新キャラクターであるヴィジョンやウルトロンへの理解を深めるために読んでも楽しめる一冊となっています。

まずはじめに収録されているのは、前作映画「アベンジャーズ」のコミカライズ版。

「AoU」を見る前の復習にぴったりのエピソードで、「アベンジャーズ」での熱い闘いやスピード感をたっぷりと感じられます。

次に収録されているのは、劇場版最新作「アベンジャーズ/AoU」の前日譚「ディス・セプタード・アイル」。まさにプレリュード(前奏曲)ですね。

マーベル映画ではおなじみの続編を予感させるエンドクレジット後の映像ですが、その中でも「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のクレジット後の、超能力者っぽい子供たちが登場するシーンを詳しく描いた短編です。

私は「ウィンター・ソルジャー」公開当時、なんの気はなしにこの映像を見ていたのですが、「AoU」を見て、あー! あの子たちが! と膝を打ちました。

そんな、ミステリアスな子供達にフォーカスした短編、映画と合わせて読めばより楽しめることうけあいです。

新キャラクター・ヴィジョンとウルトロンのエピソードも!

その後には、「AoU」の謎多き新キャラクター、ヴィジョンとウルトロンのそれぞれの初登場エピソードを収録。

映画版とはアベンジャーズの構成メンバーが違ったり、ウルトロンが生まれる課程などの設定が違ったりします。

構成メンバーに関しては、これからMCUで公開される映画のキャラクターもいるので、未来の映画アベンジャーズでのアッセンブル! に期待が広がります。

設定に関しては、これがアメコミのとっつきにくい所でもあるのですが、出て来るキャラクターが同じでも作者によって性格などが全く違うという性質が遺憾なく発揮されています。

慣れてくるとこの違いが楽しくなってくるんですが、映画から入ると最初は混乱しますよね。

でも「AoU」を見た後に、ホークアイの家族が惨殺され、ブラック・ウィドウがアイアンマンと恋仲になり、ジャービスが嫉妬する…そんなアベンジャーズがある、そう聞くと、楽しそう! って思いませんか?

(『アルティメッツ』という作品で、『プレリュード』と同じShoPro Booksより邦訳版が出ています。『キックアス』(ShoPro Books)でおなじみ、暗めアメコミの鬼才マーク・ミラー作。)

映画とアメコミを一緒に読むなら、この違いを、多面的なキャラクターへの理解と捉えて更に愛情を深めてほしいと思います。

映画「AoU」の原作コミックももちろん収録

最後に収録されているのは、最新作映画「AoU」と同名タイトルのコミックス第1話。

タイトルが同じなんだからこれは内容同じでしょ、と思いきや出てくる人も世界線も違います。

これは映画を見た後に楽しんでいただきたいエピソードですね。

この作品はとにかく絵がカッコイイ!

フルカラーというアメコミならではの仕様で、日本のコミックではほぼないその豪華さに酔いしれてほしいと思います。

また、この第1話の続きももちろんShoPro Booksからリリースされているので、気に入ったら是非そちらも読んでいただきたいです。

アンソロジーならではの気軽さと楽しさをぜひ味わって!

今作『プレリュード』では「ディス・セプタード・アイル」以降のエピソードは刊行順に収録されています。

是非、文脈的に別にいらないのに出て来る謎の比喩と、いささか多すぎるのでは?とすら思うモノローグから緩やかな空気を感じたり、映画とコミックスのたがいに刺激を受けているであろう描きこまれた背景やダイナミックな構図の進化など、時代によっての作風の変化も是非楽しんでいただきたいと思います。

アメコミ映画は好きだけど、コミックスは読んだことない!という方に是非読んでいただきたい、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード』のご紹介、いかがでしたか?

映画だけでも広大な世界観のマーベルですが、その礎にそれはそれは様々な魅力的なエピソードが沢山あることを是非知っていただきたいと思います。