「女子会でついついワインを飲みすぎて」という方に知っておいていただきたいのが、ワインに含まれる亜硫酸ナトリウムについて。酸化防止剤で、ワインには「亜硫酸塩」と表示されています。この物質は多く摂りすぎると体に悪い影響を及ぼすとの報告があります。ここでは亜硫酸ナトリウムと健康との関係を考えてみました。

酸化しやすいワインに欠かせない亜硫酸塩

ワインはバクテリアや酵母菌が繁殖しやすく、味や香りが損なわれるのを防ぐために酸化防止剤に亜硫酸塩が使われます。栓をあけてしばらく置いておくと酸味が強くなるワインがありますが、これは酢酸菌の活動によるものです。ワインは醸造を始めてすぐに亜硫酸塩を添加し、瓶詰め前にもう一度添加されます。漂白・かんぴょう、甘納豆、煮豆、干しあんず、など乾燥果実、さくらんぼうの砂糖漬け、こんにゃく粉、ビーフカレーなどにも亜硫酸塩が添加。亜硫酸塩には、二酸化硫黄、亜硫酸ナトリウム、ビロ亜硫酸ナトリウム、ビロ亜硫酸などがあります。

厚労省では認められている亜硫酸塩

亜硫酸塩は火山のガスや工場から排出される煙に含まれる毒性の強い物質です。ラットによる研究結果では長期にわたり摂取するとビタミンB1が不足して成長に影響が出るとの報告もあります。一方厚生労働省の「食品衛生法第11条の厚生省告示第370号 食品、添加物等の規格基準」によれば、酸化防止が目的なら使用はOK。具体的には、亜硫酸塩の0.35g/kg未満であれば健康に害はないと記載されています。しかし、喘息の人は亜硫酸塩を摂取することで病状が悪化するといわれます。また、ワインなど亜硫酸塩を含む食品を食べて胃の調子が悪かったり、頭痛がしたりする人は極力控えたほうがよいでしょう。

酸化防止剤無添加ワインのススメ

亜硫酸塩は表示がなくても輸入ワインには必ずといってよいほど使われる添加物です。しかし、最近は健康を気にする人も増えてきて、国産ワインであれば酸化防止剤無添加の商品もあります。亜硫酸塩が気になる人は、表示を見て亜硫酸塩が添加されていないワインや食品を選ぶようにしましょう。


writer:松尾真佐代