27日放送、フジテレビ「すぽると!」では「中村俊輔×香川真司 新時代の『10番像』」と題し、横浜F・マリノスに所属する中村俊輔とドルトムント所属・香川真司にそれぞれ行ったインタビューの模様を伝えた。日本代表で長らく10番を背負った中村俊輔と、現在10番を背負う香川真司。新旧「日本代表の10番」が語る背番号“10番像”とは――。

「小さい頃ジーコとマラドーナ、木村和司さんを見て。(10番は)そのチームで単純に言うと一番うまい人が付ける。代表の時も今のマリノスもそうですけど、ロッカーにユニフォームがあるとモチベーションが上がるし責任感だったり嬉しさとか誇りみたいなものが湧いてくる。お客さんにも見せてやろうって気にもなります」。

自身が持つ“10番像”を語った中村に対し、香川は「ファンタジスタ系の10番はイメージとしては昔のプレーヤーなのかなと。メッシを見てしまうので今は試合を決める、最後のところで試合を作る、決めにいくのが10番だと思います」と話した。

また、二人は現在の日本代表についても言及した。ハリルホジッチは縦に速い攻撃を打ち出しているが、これを「自分達より上の力を持った相手に効く攻撃」と言う中村は、「南アフリカの時の岡田さんが現地でよく練習してたのが低い位置で取ったボールをなるべく速く相手のゴールに向かう。それを速攻って言っちゃうと狭い分野に見えるんですけど、そうじゃなくて効率よく相手のゴールに攻める。(実際に)予選を突破しましたしね」と岡田武史監督時代の戦術と重ねた。

さらに香川はこれからの選手像を「スピードの変化も求められるんでスプリントももっと増やしていかないといけない」と語りつつ、その一方で中村は「今は守備もできないと。あとはアイデア溢れるプレーの選手。昔で言ったら10番っぽい選手が少なくなってきているかな。自己主張の強い選手は昔のほうがいたかな。今はチーム一丸となって、それも必要ですけど個性がある選手がプレーも性格も減ってきている。そこら辺は難しいですよね。どうバランスをとるか、クラブが監督が。すごい個性があって力あるけど守備できないなっていうとサブのほうに置かれてしまったり」と、万能選手を求める傍ら個性的なプレーヤーが減っているとした。