テレビ朝日「やべっちF.C.」(26日放送)では、現役選手が現役選手にインタビューする企画コーナー「質問するっち」でシャルケ・内田篤人が聞き手となりハノーファー・清武弘嗣に行ったインタビューの模様を伝えた。

「今日は対談じゃない。お前に質問する」と素っ気無く伝えた内田は、清武に「最初、覚えてる?」と代表で初めて一緒にプレーした時のことを尋ねた。

すると「(2011年8月の)韓国戦です。岡ちゃん(岡崎)がケガして俺が右サイドに入ったんですよ、篤人君の前で」と話した清武。ファンの間ではお馴染みのエピソードながら「スローインの時に(内田から)“お前どんな選手なの?”みたいな」などと初めて一緒にプレーする内田から、なんとピッチ上で特徴を訊かれるという驚くべきやり取りを改めて紹介した。

そんな清武のコメントに対し、「知らなかったんで。清武のこと」と弁明した内田は「“ごめんね。分かんないんだけどどういう選手なの?”って言ったら(清武は)“香川君みたいな感じです”って言うから“ん?”って思いながら“うん、分かった”って」とその続きを話す。

また、6月のW杯アジア2次予選兼アジア杯予選のシンガポール戦は65%以上のボール支配率を記録しながら、まさかのスコアレスドローとなったが、外から試合を観ていた内田が「入ると思った、点?」と尋ねると「入らないと思いました。チャンスはありましたけど」と清武は苦笑い。「ああいう時、どうやったら点が入ると思う?」と内田が続けて尋ねると清武は「俺はサイドだと思います。中は無理ですもん」とキッパリ言い切った。

その他にも、キャプテン志望であることについて質問された清武は「やりたいっす。ハノーファでもしたいですもん。本当はチーム引っ張るのが好きなんですよ」とアピール、内田から「長谷部さん、凄いと思う?」と訊かれると「凄いと思います。人を見る目が凄いなと思います」と言う。

「(長友)佑都君が財布なくした事件あったじゃないですか」と切り出した清武は、「”皆盗られたんじゃね?”って言ってたんですけど、ハセさんだけは“お前は盗られたのは100%ない。どこかに置き忘れている”って。チームで動いた(探した)んですけどハセさんだけは”絶対そんなことない”って言ったら日本に忘れてただけだった」というエピソードを披露、チームメイト一人一人をよく理解している現代表キャプテン・長谷部誠を絶賛した。