夏休みに親子で読みたい!大人も子どもも楽しめる 「のび太」から生き方を学ぶ本

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 夏休みに入り、読書感想文の宿題用として選ばれることが増えて売上を伸ばしている本がある。
 『ドラえもん』に出てくるのび太をテーマとした、『ポケット版「のび太」という生きかた』(アスコム)である。

 また、幅広い世代に親しまれてきた「ドラえもん」だけに、
 「字だらけの本に抵抗がある子供でも、ドラえもんが題材なら読みやすいと思った」
 「自分もドラえもんで育ってきた世代だから、親子で読める」
 と親の世代からの支持も多い。

 では、肝心の中味はどうだろうか?
 「のび太のようにぐうたら生きよう」と推奨しているのではなく、
 「のび太からこそ、生き方で多くのことが学べる」とするのが本書のテーマとなっている。
 「え!? 勉強も運動もパッとしない、あの少年から何が?」と思うかもしれない。
 だがのび太をよく見てみると、最初はドラえもんのひみつ道具に頼っても、
 最後は自分の力で目の前の問題を乗り越えようとしている。
 自分が非力な存在だときちんと認識し、ちょっとずつでも成長しようとしている。
 そして何より誰にでも優しく、人を思いやる気持ちに満ち溢れている。

 結婚相手となったしずかちゃんのパパも、こう評しているくらいである。
 「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。
 あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ」。

 本書では、そんなのび太から学べる人生の成功法則をまとめ、37つのメソッドとして紹介している。
・完璧をいきなり目指さない
・失敗することまで楽しむ
・かっこいい自分を想像する
・直感で判断。とにかく動き出す
・夢は叶うと信じ切る
・自分より、まず他人の幸せを望む
・「愛する存在」で心を強くする

 勉強ができない、運動オンチ、クラスメートと仲良くできない、いじめられている…。
 こんな子どもを持つ親はきっと心配で仕方がないはずだ。でも、一番大事なのは「強くまっすぐに育つ」こと。本書からはそんな子育てをするヒントが見つかるだろう。

 大人には忙しい毎日の中で見失いがちな「人生で大切なこと」を思い出させてくれる本書。
 夏休みのうちに親子でチェックしてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)