Doctors Me(ドクターズミー)- おしっこの状態から分かる!猫の病気

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こんな症状が出たら危険信号!

猫の先祖は砂漠で生きていたので、体内の水分損失を少なくする必要があったので、少量で濃い尿を排泄するような身体の仕組みになっています。
そのため犬や他の動物より下部尿路に様々な症状が出やすいのが特徴です。下部尿路の疾患では、まず以下のような症状がみられます。

1.頻繁に排尿の体勢をとるが、少量しか出ない。
2.尿が出づらい。
3.血が混じったような色の尿が出る。
4.尿がキラキラと光っていたり、砂上のザラザラしたものが混ざっている。

このような症状が現れたら下部尿路疾患の疑いがあるため、まず尿検査をすることをお勧めします。

どんな病気が考えられるの?

猫の下部尿路疾患で多いのが、特発性膀胱炎、尿石症です。特発性膀胱炎は原因がよくわかっておらず、治療としては、症状を緩和させることを目的としたものになります。猫の生活環境上のストレスを軽減することで、特発性膀胱炎の程度が軽減することがわかっています。

次に尿石症ですが、食事から過剰に摂取したミネラルや代謝異常により、尿中に排泄される尿石成分が増えます。膀胱内に長時間溜まっているとミネラルが結晶化し、さらに時間がたつと結石になります。結石の種類としては、一般的にストルバイト、シュウ酸カルシウムがよく見られ、7歳以上の猫での発生率が高くなっています。
ストルバイトの治療としては溶かす効果のある治療食を与えます。シュウ酸カルシウムの治療は外科的に除去することになります。尿石症の症状が悪化すると、尿道に尿石が詰まってしまい尿が出なくなり、急性腎不全となり、短期間で死亡してしまうこともあります。
普段から、猫の健康な状態の尿量や回数などを観察しておくことが、早期発見、早期治療につながります。