美肌効果バツグン!手作りスムージーで“朝食だけファスティング”

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短期間でやせられるダイエット法として話題の“ファスティング(断食)”。固形物を食べないことで胃腸などの消化器官を休ませるファスティングは、内臓を休ませて体内の消化酵素を温存することで代謝酵素が十分に活動するため、代謝がアップしてやせやすい体質に改善する効果があるとか。

「代謝が上がると、エネルギーが効率的に使われてやせやすくなるうえ、体に溜まっていた毒素が排出されるので、美肌効果も期待できます」と美容とファスティング(断食)を融合させたメソッドを考案している松屋裕子さんは説明する。

いいこと尽くしに聞こえるけど、数日も断食するなんてムリ! という人は、“朝食だけファスティング”から始めるのがオススメだとか。

「“朝食だけファスティング”では、体が排泄するタイミングで胃腸を休ませることができるのがポイント。これを習慣にして1〜3カ月くらい続ければ、3〜7日間の本格的なファスティングに近い効果を得られます」(同)

“朝食だけファスティング”は、断食をせずに、朝食だけ固形物を食べずに果物と野菜で手作りしたジュースやスムージーを摂ること。大切なのはジュースやスムージーに使う種類の多さだそう。

「一度に3種類以上の果物や野菜を使用するようにしましょう。オレンジやニンジンを使ってオレンジスムージー、イチゴやトマトを使ってレッドスムージーなど、毎日違う色のジュースやスムージーにすると、自然とビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよくとれます。1回に飲む量は少し多めと感じる500mlくらいが理想です。この分量だと、栄養素を十分に摂れるからです」(同)

なお消化に時間がかかるでんぷん質の野菜は胃腸を休ませることができないので避けて。水は基本的には不要だけど、素材によって飲みにくければ適宜加えて。特に松屋さんおすすめのスムージー2種類のレシピをご紹介。
◆ビタミンCで美肌効果バツグンの「イエロースムージー」

(材料1人分)
パイナップル…5切れ
リンゴ…1/2個
レモン…1個
白菜…1/2枚

◆青菜の解毒成分でデトックスできる「グリーンスムージー」

(材料1人分)
キウイ…2個
バナナ…1本
グレープフルーツ1/2個
小松菜…1株

両方とも作り方は、これらの材料をジューサーやミキサーで搾るだけ。水は基本的には不要だけど、素材によって飲みにくければ適宜加えてもOK。

「消化に時間がかかるでんぷん質の野菜を避けるのがポイントです」(同)

いつのまにか本格的な夏になった最近、「やせなきゃ」と焦っている女子は、細いだけではなく、美肌や代謝力が高い体をめざして、さっそく手作りジュースやスムージーに挑戦しよう!

松屋裕子
美ファスティングコンサルタント。ファスティングスタジオ「SILKY」学院長。「テイクワイズ・コーポレーション」代表取締役。美容とファスティングの理論を融合させた「美ファスティングメソッド」を確立させる。プロの美容家などを対象にさまざまな講演を開催するほか、ファスティングトリップなどを行いファスティングを普及している。著書に『人生が変わる美ファスティング』(三空出版)