日本人の食生活になじみの深い納豆ですが、何となく「納豆は朝食に食べる」というイメージがありませんか? 納豆はタンパク質が豊富な食材。もちろん朝食の納豆もいいのですが、夕飯に食べる“夜納豆”にも健康にいいたくさんの理由があるのです。

納豆には快眠をサポートする力がある

深い睡眠をサポートする栄養素はいろいろありますが、納豆に含まれる栄養のうち睡眠に関係するのは、トリプトファンとビタミンB12、GABAの3つです。

必須アミノ酸トリプトファンでぐっすりと眠れる

必須アミノ酸トリプトファンは、体内でメラトニンの材料となる物質です。メラトニンは睡眠物質とも呼ばれ、体内での量が多いほど深く眠ることができます。必須アミノ酸は体内で合成できないので、食べ物から摂る必要があります。納豆にはトリプトファンがたくさん含まれているので、寝る前に食べるとぐっすりと眠ることができるのです。

ビタミンB12には睡眠の質を整える

ビタミンB群には代謝を促進する働きがあるので、ビタミンB群を多く含む納豆を夜に食べることで、寝ている間も体内の糖質や脂質が代謝されやすくなります。特にビタミンB12には、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムを安定させる働きがあるので、朝までしっかり眠りたい人には夜納豆がピッタリです。

GABAにはリラックス効果がある

GABAは天然アミノ酸のひとつで、脳や脊髄で抑制系の神経伝達物質として働きます。興奮を鎮めてリラックスする効果があるので、GABAを含む納豆を食べることで、早く眠りに就く効果があります。

“夜納豆”で脳梗塞のリスクが減るってホント?

睡眠中は誰でも、コップ1杯程度の汗をかくと言われています。寝ている間は水分の補給ができないので、血液が濃くなってドロドロ血に。寝る前にコップ1杯の水を飲むのもドロドロ血の防止には効果的ですが、“夜納豆”も効果的。納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かし、血液中のコレステロールを低下させる働きがあるのです。夕食に納豆を食べることで、脳梗塞のリスクが低下すると言われています。

夜に食べることでいろいろな健康効果がある納豆を、夕食のメニューに加えてみてはいかがでしょうか。夜の飲み会が多いという方も、おつまみに納豆を使った料理を選ぶなど工夫してみてくださいね。


writer:岩田かほり