Doctors Me(ドクターズミー)- おしっこの状態から分かる!犬の病気

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病気の可能性がある症状は?

尿の異常は犬の様々な病気の診断のきっかけになります。まず、いくつかの症状として以下のような状態があげられます。

1.頻繁に排尿の体勢をとるが、少量しか出ない。
2.尿が出づらい。
3.血が混じったような色の尿が出る。
4.尿がキラキラと光っていたり、砂上のザラザラしたものが混ざっている。

このような異常がある場合は、まず尿検査をすることをお勧めします。自宅で尿を採取する方法としては、綺麗な容器で尿を受け取り、それを密閉容器にいれ、できる限り早く病院に持って行って下さい。これで尿検査をスムーズにしてもらえます。

メスは膀胱炎に注意が必要!?

前述のような症状が見られることが多いのは膀胱炎、尿石症の場合です。
泌尿器疾患で多くみられる膀胱炎は、細菌感染、尿石症などによって膀胱に炎症が起こる病気です。女の子の方が尿道が短いため、かかりやすくなります。膀胱炎で治療していても良くならなかったり、症状がひどくなる場合は膀胱腫瘍の可能性もあります。精密検査が必要となってきます。

尿石症にはいくつかのタイプがあり、代表的なものにストルバイト結晶、シュウ酸カルシウムがあります。ストルバイト結晶は尿を酸性化すると溶ける結晶で、シュウ酸カルシウムは溶けないため外科的除去が必要な場合もあります。尿石症が原因の場合は、膀胱炎の治療とともに結石の食事療法も必要になってきます。ストルバイト結晶では、溶かす効果の食事を使用し、溶解後も予防のために結石ができづらくする食事を与える必要があります。また、尿検査の結果で尿糖が出ている場合は糖尿病、ビリルビン尿が出ていると肝疾患、タンパク尿が出ていると腎臓疾患など、尿の検査で様々なことがわかるきっかけになります。糖尿病、腎臓疾患では多飲多尿がみられることが多いです。また腎臓疾患が進むと、尿の色が薄かったり、においがしなくなってくることがあるので、毎日尿の状態を観察することは大変大切なことです。
普段から健康な状態の尿量や回数などを観察しておくことが、早期発見、早期治療につながります。ワンちゃんの観察ノートなどを作り記録などしてもよいですね。