孤独死、自殺…事故物件を転売して稼ぐ技術
住人不在で価格が暴落した500万円以下という“激安物件”に目をつけて、初期投資を抑えながら高利回りを実現する投資家たちが増えている。彼らが買うのはワンルームのマンション物件などでなく、主に老朽化した戸建て物件だ。一見でかいゴミにしか見えないようなボロ住宅を、投資家たちはいかにカネを生む「金の卵」に変えているのか……。彼らが実践する“破格物件高利回り生活”を探った!

◆「ワケアリ物件」への投資はおいしい?

 ネガティブイメージから格安で手に入れられる事故物件。住宅ジャーナリストの榊敦司氏によれば「不動産業界では、相場の2〜4割安というのが通念になっている」という。

「不動産の賃貸や売買には『重要事項告知義務』というものがあって、孤独死などがあった場合、仲介する不動産業者はそれを相手に伝えなければなりません。そうした借り手の見つけづらさや、さらに仲介したところで手数料がさほど入らないこともあり、進んで扱おうとする業者は少ない。だから個人投資家にとってはある意味、チャンスが多いジャンルと言えるかもしれない」

 また、事故物件の告知義務には“抜け道”もあるという。

「事故物件を買った投資家がそうした“重要事項”を仲介業者に伝えなければ、正直、バレずに貸したり売ったりできてしまうんです。とはいえ、告知義務を巡って過去に裁判沙汰になっているケースもあるので、やはり『それでも借り主が出るだろう』という、物件自体の資産価値を目利きする力を磨いたほうが無難でしょうね」

【榊 敦司氏】
住宅ジャーナリスト。不動産の現場に長年携わり、市場分析に定評がある。著書に『年収200万円からのマイホーム戦略』(WAVE出版)など

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