地中海料理(イタリア、スペイン、ギリシャ料理など)は健康によいといわれます。地中海沿岸地域は、心筋梗塞など血管の病気を持つ人が少ない場所。がんの発生率も低く、長寿の人が多いことから食事の摂り方と健康に関係があるのではないか、といわれています。地中海料理に使われる食材の栄養素についてまとめてみました。

地中海料理についての研究

アメリカ合衆国のミネソタ大学のアンセル・キーズ博士らが、アメリカ合衆国、オランダ、イタリア、ギリシャ、フィンランド、日本、ユーゴスラビアの7カ国の食事について調査研究を行った結果、同じ高脂肪の食事を摂っても、地中海沿岸の国の人は血管の病気が少ないことから地中海料理は健康によいといわれるようになりました。糖尿病のリスクを軽減したり、肥満を予防したりできるという報告もあります。

調理や調味にオリーブオイルを使う

オリーブオイルはオレイン酸を含み、悪玉コレステロールを排除して過酸化脂質ができるのを防ぎ、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞など生活習慣病予防が期待。

スパゲティなどパスタが日常食

パスタを摂っても血糖値の上昇がゆるやかなので、脂肪細胞に糖を運ぶインスリンの分泌が抑えられ、肥満になりにくい。

緑黄色野菜を良く食べる

抗酸化作用の強いファイトケミカルを多く含むので、活性酸素を除去し細胞の老化を防ぐ。

豆類やきのこ類、ナッツ類を料理によく使う

食物繊維が多いので、便秘予防やデトックス効果がある。ナッツ類にはオレイン酸が含まれる。

仔牛、仔羊などの肉を摂っている

飽和脂肪酸が少ないので脂肪が体につきにくく、悪玉コレステロールが増えない。

青魚を料理によく使う

青魚は不飽和脂肪酸を含むので中性脂肪を減少させ、善玉コレステロールを増やし血栓を防ぐ。

ハーブを使った料理が多い

ハーブの香りにより味付けを濃くしなくてすむので、塩分が控えめになる。

赤ワインを食事などで飲む

ポリフェノールを含む赤ワインは抗酸化作用がある。

さまざまな健康効果が期待できる地中海料理。外食するときや自宅で料理を作るときには、地中海料理に使われる食材を選んでみてはいかがでしょう。


writer:松尾真佐代