日経平均株価チャート(日足・6カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

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 日経平均株価は急激に値を戻しました。7月13日から17日にかけての日経平均株価は終値ベースで871.09円上昇しました。

 週間の上昇幅としては2014年10月27〜31日の1122.12円以来、ほぼ9カ月ぶりの大きさでした。ギリシャ債務問題が一応決着し、中国株式相場が落ち着きを取り戻したことで、売り方の買い戻しが加速しました。

日経平均株価は順調に上値を追う可能性が高い

 ところで、低コストで幅広い資産に投資できる利点がある、上場投資信託(ETF)の運用資産残高は昨年末に比べ4割強増え、初めて15兆円を超えたそうです。やはり、主因は日銀の買いです。日銀は、2014年10月末の黒田バズーカ第2弾でETFの購入ペースを3倍にし、今年は計1兆7000億円超を買っています。そして、保有残高は簿価で5兆6000億円を超え、時価に直すと推計8兆円超とみられるとのことです。

 おそらく、大型の優良株を中期・長期スタンスで投資する個人投資家の資産状況も日銀同様、大幅な含み益状態と観測されます。

 一方、ネット証券大手4社(SBI証券、松井証券 カブドットコム証券、マネックス証券)の15年4〜6月期はいずれも利益が大幅に増えたもようとの観測報道がありました。日経平均株価が6月に18年半ぶりの高値を付ける状況下、個人投資家の売買が盛り上がった結果、ネット証券の手数料収入が増加し、信用取引に関わる金利収入も伸びたそうです。よって、短期スタンスの個人投資家も買いの回転が効き、良好な収益状況でしょう。

 つまり、現在は中長期投資家、短期投資家共に、7月8日〜9日にかけて一瞬ヒヤッとする場面はあったものの、概ね良好な収益状況になっている公算が大きいのです。このため、6月下旬から7月初旬にかけてのような外部環境の悪化・世界同時株安・円高にならない限り、売り急ぐ投資家はおらず、日経平均株価は順調に上値を追う可能性が高まりました。

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