東アジアの政情に触れたハリル「相手はかなりの敵対心を持って臨んでくる」

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文=青山知雄

 日本サッカー協会は23日、中国・武漢で行われるEAFF東アジアカップ2015に臨む日本代表メンバー23名を発表。会見に臨んだヴァイッド・ハリルホジッチ監督は朝鮮民主主義人民共和国、韓国、中国と対戦する同大会について、「難しい大会になることが予想される」と心境を明らかにした。

 メンバー発表会見の時点では、武漢入り後に時間と場所がフィックスされたトレーニングは1回のみ。参加4カ国で一つの練習グラウンドを共用することから、「現地で難しいことはたくさん起こることが予想される」と急なスケジュール変更などを想定した戦いを視野に入れている。

 また、指揮官は東アジアにおける複雑な国際情勢も学んだようで、「政治的なものも絡んで3つの対戦国は我々に対してかなりの敵対心を持っており、100パーセント以上のモチベーションで戦ってくる。普通の試合にはならないと思う。彼らは一対一の局面や球際で非常に厳しいプレーを見せてくる。我々はそれを上回るメンタルを見せなければならない」と選手たちの気迫に期待を込めた。

 9月からワールドカップの2次予選でアウェーの連戦がスタートすることもあり、敵地で力を発揮できるかどうかも見極めたいのだろう。「アウェーでの特別な環境では、勇気、決断、そして野心を見せつけなければならない」と話し、実力を出せるかどうかのポイントにメンタルを挙げた。「次の合宿に向けて誰が効果的なプレーをしてくれるか」とも語ったハリルホジッチ監督の思いに応え、9月シリーズに名前を残す選手は現れるのか。