発表会に臨むベネッセHD原田会長兼社長

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教育サービスを提供するベネッセホールディングス(HD)と、総合人材サービスのインテリジェンスが2015年4月に設立した、大学生・社会人を対象に人材育成事業を行う合弁会社「ベネッセ i-キャリア」は、10月から新卒向け就職支援サービスを開始することを決め、7月23日、東京都内で発表会を行った。

大学生の就職活動をめぐって、同社は学生に「キャリア観の醸成」と「企業・社会の知識」が不足していると指摘。就活生と企業のミスマッチにより、新卒で就職した者の3年以内の離職率が3割を超えるのが現状(厚生労働省「新規大学卒業就職者の事業所規模別離職状況」)だ。こうしたことの改善を目指して登場するのが「ベネッセ i-キャリア」の新サービスだ。

ベネッセ原田氏「質の高いマッチングで、社会人デビューをサポート」

新たにスタートする就職支援サービスは「DODA(デューダ)新卒エージェント」。新卒者と第二新卒者を対象にしている。専任のキャリアコンサルタントが、就活中の悩みや目指すキャリアなどをカウンセリングし、適性に合った企業を紹介する。

ベネッセHDの原田泳幸会長兼社長は、高い離職率を受けて、

「学生と社会のニーズがマッチングされていない。企業が求める人材が変化する中、在学中のキャリア教育から就職支援まで一貫して学生をサポートし、学生と企業の質の高いマッチングを行う」

と語った。また、インテリジェンスの高橋広敏社長は、

「テクノロジーは進化していくが、必ずしもそれが良いことばかりではない。働きながら学ぶ、学びながら働く。自分がどこに身を置き、なにを感じながら仕事をするか、そのような就職観・キャリア観が求められている時代だ」

と、1対1で就活生をサポートする重要性を説明した。

サービス最大の特徴は、学生側にはキャリアコンサルタント、企業側には企業担当者がエージェントとして立つこと。インテリジェンスが持つ転職支援のノウハウを使った「顔が見えるサービス」(ベネッセ i-キャリア原野司郎副社長)だ。

学生側は無料で利用可能。学生を採用した時点で、企業から一定額を得ることで収益化する。カウンセリングを行うブースは当初、東京と大阪に設置。面会に加え、電話やメールでのフォローを行うほか、各大学を通しての出張カウンセリングも予定している。