Doctors Me(ドクターズミー)- 慢性化に注意!犬の膀胱炎

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オスよりメスのほうがなりやすい?

人間でも、残尿感で何度もトイレに駆け込むという経験をしたことがある人は少ないかもしれませんが、犬も膀胱炎になることがあります。放っておくと慢性化して治りも悪くなり重症化する恐れがありますので、早めに動物病院へ受診してくださいね。
ご存知だと思いますが、腎臓が作った尿を溜めておく所が膀胱です。ある程度溜まったら尿意を催して排泄するシステムになっています。この膀胱に炎症が起きた状態を膀胱炎といいます。
メスの方がオスに比べて尿道が広く短いため、細菌が入りやすく膀胱炎になりやすいといわれています。

細菌の感染以外でも膀胱炎になる!その原因と症状は?

先にも書きましたが、細菌の感染が原因の事が多いですが、他にも、尿結石、ストレス(引越しや新しい家族が増えるなど)、老齢による抵抗力の減少、腫瘍、糖尿病、外部から強い衝撃を受けたときなども膀胱炎になることがあります。
膀胱炎になった場合、尿の回数が増える、1回の尿量が減る、トイレ以外のあちこちで排泄、尿がポタポタたれる、血尿が出る、尿が濁る、尿の臭いが変る、食欲の減少、元気がなくなる、熱が出る、飲水量が増える、などの症状があります。また、初期ではほとんど症状がわからない事もあります。治療せずに慢性化、更に悪化してしまうと腎臓に炎症が広がり、最悪の場合は命にかかわります。

薬だけで治る?膀胱炎の治療は?

症状に合わせて尿検査、血液検査、細菌同定(細菌の種類を調べる)、エコー、レントゲンなどの検査をして、原因に合わせた治療をしていきます。
一般的には抗生物質を使用し、炎症がひどい場合は炎症を抑える薬を使用することもあります。尿結石では食事や薬で結石を溶かす治療、糖尿病の場合は血糖値のコントロールも合わせて治療します。また、腫瘍では外科手術や抗がん剤、放射線治療が必要なこともあります。ストレスの場合はできるだけ構ってあげるなどのケアが必要になりますし、腎臓などに広がってしまっている場合は点滴をするなどの治療が必要です。
膀胱炎は一度治っても繰り返す事があります。日頃から尿の回数や尿の状態の様子を観察しておくと安心ですね。

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