21日放送の「たまむすび」(TBSラジオ)で、映画評論家の町山智浩氏が、映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の制作秘話を語った。

「進撃の巨人」は、生き残りをかけた人類が、謎の巨人と戦う物語。コミックは、世界累計発行部数5000万部を突破している。同作品を原作とした今回の映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は、樋口真嗣氏が監督と務め、主人公のエレン役には三浦春馬、ヒロイン・ミカサ役には水原希子がそれぞれ演じ、実写化する。8月1日より全国東宝系で公開予定だ。

番組では、映画の脚本を手掛けた町山氏が「アニメファンの人たちが大炎上すると思う」「キャラクターに大きな変更がある」などと舞台裏を明かしたのだ。

町山氏によると、原作者である諫山創氏が「主人公のエレンのキャラクターを変えてくれ」と依頼したそうだ。原作のエレンは、恐れがなく巨人を倒すこと以外、何も考えていない少年のようで、諫山氏は「少年マンガのヒーローとして完成したものだった」とする一方、「感情移入できない」と漏らしているという。

実写化するにあたって、諫山氏は「(エレンを)巨人を見ると恐怖で身動きもできなくなっちゃうような青年として描いてくれ」と要望したそう。

また、町山氏によると、エレンのキャラクターを変えたことで、全部書き直しになったという。エレンとヒロイン・ミカサの関係性も原作とは変わっているそうだ。

町山氏は「原作よりも厳しいドラマになっている」と語った上で、「地獄なんですよ。普通の青年が地獄を経験して、その贖罪を求めて地獄を巡っていくという恐ろしいドラマになった」ことを明かした。

原作者自らがキャラクターの変更を提案したことを、町山氏は「漫画家の人って自分が作りだしたヒーローっていうのは大事にするじゃないですか。それにあえて重いかせをはめて、地獄に突き落としたんですよ」「重くて深い。諫山、恐るべし」などと称賛していた。

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