日本テレビ「くりぃむしちゅーの!THE レジェンド」（20日放送）は“スポーツ界のレジェンド”と言われる選手（元選手含む）らにまつわる伝説的なエピソードをクイズで紹介するスポーツバラエティ番組だ。

その番組後半では「理不尽レジェンドNo.1決定戦」として、レスリング・吉田沙保里、柔道・篠原信一、マラソン・瀬古利彦、体操・田中理恵、サッカー・前園真聖、プロ野球・橋本清がゲスト出演。主に学生時代に経験した理不尽な仕打ちを明かし、そのNo.1エピソードを有田哲平が決定した。それぞれが語った内容は下記の通りだ。

なお、有田は理不尽No.1を前園に認定、「出てきた瞬間に決めました」などと理不尽な選考理由を述べ、笑いを誘った。

●篠原
「練習で先輩の方が強いから分かってるんですけど、投げられそうな時に踏ん張ったりもするじゃないですか。そうすると（先輩は）“チッ”ってなる。今度（先輩に）技を掛けられるときに投げられるじゃないですか。そうると“何わざと飛んでんねん”ってなる。この微妙なところが難しい。泣きながら練習してた。そのうち見とけよっていうことで。（「自分が上級生の時、下級生から“接待柔道”はされたのか？」の質問に）接待する必要ない。自分のほうが楽勝で強いから」

●吉田
「中3の時に全国大会の前に左手首を骨折してしまってボルトを3本入れていた。その1ヶ月後くらいに試合だったんですけど、父が片手でも試合に出ろと。もちろん病院の先生はNGだけど先生よりも父のほうが怖くて。父が言うことは絶対。（その大会は）優勝しました」

●前園
「（高校時代）3年間監督の家に下宿してた。夜中に先輩が部屋に来て“前園、ちょっと行くぞ”って言われて夜中公園に連れていかれるわけです。で、公園でトレーニングなって言って夜中の2時から足上げだったり腕立てを1時間くらいやらされる。大体呼びにくる先輩は試合に出てない先輩」

●田中
「体操の場合は体重管理が大変で100グラムでもオーバーしていたら全員休みなしとか。一人が100グラムオーバーしただけで2、3ヶ月休みなし」

●瀬古
「（中村清）監督から男女交際は禁止だと。恋愛する暇があったら腕を振れと。その監督は学生結婚してたんですけど、おかしいでしょ？ 監督と家が一緒だったんで。私がトイレに行くとバッと開けて大便を見にくる。“体調はどうだ？”って」

●橋本
「（PL学園時代）ファンの女の子が沢山（練習を見学に）来ているので可愛い子がいると（先輩が）訊いてこいと、誰のファンか。（女の子は）清原さんとか桑田さんって大体決まってるんですよ。（それを先輩に）正直に言うと“なんでやねん”“お前しばくぞ”って言われる。たいてい補欠（の先輩）です。謝るしかない。生きていくためには“すいません”って」