Doctors Me(ドクターズミー)- 不妊の原因にもなる!?「奇形精子」ってなに?

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奇形精子という言葉を聞いたことはありますか?男性不妊の原因の一つともなるのが、この奇形精子です。
今回は、この奇形精子について医師に解説していただきました!

■ 全ての人の精液の中に奇形精子は存在する!?

男性の精液が問題となって起こる男性不妊の検査では、精液の状態を判断し、妊娠に向けての今後の方針を決めていきます。その目安となるのが、精液の濃度、精子の運動率、奇形率で、これらのどれも不妊の原因になり得ます。また、これらに問題があることをOAT症候群と呼ぶこともあります。

奇形精子は、形態不良精子とも呼ばれ、健康的な精子と異なり、以下のような特徴があります。

・精子の頭部が平均に比べ小さい
・変形している
・先端が尖っている
・平均より丸い
・精子の尾部が短い、のびていない

精子奇形率は、精液に含まれる精子の中でこの形態不良精子がどれくらい含まれているかの割合のことで、これが少ないほど、良好といえますが、不妊ではない方の精子を調べても形態不良精子は含まれており、全ての人の精液の中には、形の悪い形態不良精子が含まれています。

■ 奇形精子でも子どもに影響はない!

注意したいのが、この形態不良精子があったからといって、子どもに奇形が生じるなどの影響があるというわけではないことです。形態不良精子は精子としてしっかり働くことができないので、受精にいたることがなく、妊娠した赤ちゃんへの影響はあまり考えられません。

形態不良精子は増えてきているといわれますが、この形態不良精子の原因ははっきりしているのでしょうか? 残念ながら、まだはっきりした原因はわかっていません。ただ、ファストフードなどの食事の変化やライフスタイルの変化の影響が指摘されています。

■奇形精子を減らすためには

形態不良精子がつくられるのを防ぐためには以下のような対策が有効だといわれています。

・睾丸を締めつけるようなきつい下着やズボンをはかない
・パソコンを膝の上において長時間作業をするなどで股間をあたためる
・ファストフードなどの加工食品を多くとるような生活習慣を改める