昭和と平成の刑事ドラマの違い 「昭和の刑事」はヤバかった?|ラストコップ特別企画
平成の刑事ドラマでは、しばしば女性の刑事や警察官が活躍する。昭和のように男クサさはあまりないのだ。女性が強くなっていると言える。
事件を起こした犯人が警察署の前をたまたま通りかかり、刑事は犯人を見つけて追いかける。昭和の刑事なら、ここですぐ発砲するか、ド派手な改造車で犯人を追いかけまわすことだろう。でも、今は平成なのだ。
追いかけるのは自転車である。昭和のように発砲しないし、車に箱乗りもしないし、当然、ショットガンを乱射したりもしない。犯人にとっては逃げやすい環境かも知れない。そして、犯人に逃げられてしまう。
「なにやってんのよ!!」
女性が強くなっているので、犯人を逃せば、当然怒られることになる。このようなシーンも平成の刑事ドラマではよく見かける。
怒っている最中に犯人を見つけ女性刑事が追いかける。やっぱり武器を持たずに、足で追いかけるが、絵になっている。昭和にはなかったシーンだ。
犯人に追いつけば、ハイキックで犯人をのす。もちろんショットガンを乱射したりなんてしない。けん銃を使わずとも犯人を捕まえることができるのだ。
30年のあいだに女性はどんどん強くなった。
ちなみにHuluの『ラストコップ』でも女性は大活躍だ。
昏睡から目覚めて暴走する京極を、女性刑事がハイキックで一発KOしてしまうのだ。
しかし、犯人はしぶとく逃げてしまった。犯人を追いつめるべく、張り込みが始まった。昭和と違い、遠隔操作のカメラをしかけて、パソコンで張り込みをする。アンパンも牛乳もなしだ。IT革命の波は捜査の現場にも来ている。
Huluの『ラストコップ』でも、現代の刑事を演じる窪田正孝はスマートフォンを活用する。実際に、現在では次のようにスマートフォンでLINEを使うこともあるらしい。
犯罪も変わってきた。ネットを使った事件が増えているのだ。犯人も警察もインターネットを存分に使って事件を起こし、解決していく。