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ウェルクスはこのほど、保育士を中心とする100名を対象に実施したメンタルヘルスについての調査結果を明らかにした。調査期間は7月2日〜13日。

同調査の対象者の内訳は保育士(75.0%)、幼稚園教諭(18.0%)、その他保育関連職(3.0%)、主婦その他(4.0%)。平均年齢は33.7歳。

現在仕事に関して精神的なストレスを感じているか尋ねたところ、49.0%が「常に感じている」と回答した。「かなりの頻度で感じる」は30.0%、「まれに感じる」は17%で、「あまり感じない」はわずか4%だった。

日頃の業務で「ストレスを感じている」と回答した人に、そのストレスが原因で日常生活に支障が出たことがあるか聞くと、92.0%が「支障が出たことがある」と回答した。

実際に現れた症状について聞くと、「気分の浮き沈みが激しくなった(66人)」「眠れない、または眠りが浅くなった(61人)」「倦怠感が強くなった(54人)」といったものが多く寄せられた。

仕事が原因で「うつ」と診断された経験があるか聞くと、27.0%が「はい」と回答した。また、「診断されたことはないが、自分はうつ状態にあると思う」と自覚している人も24.0%だった。

仕事が原因で、他の心因性の疾患にかかった経験があるかも尋ねたところ、32.0%が「かかった経験がある」、12.0%が「診断されたことはないが、何かしらの病気であると思う」と回答した。

メンタルの不調で精神科など専門の医療機関を受診することに抵抗があるか(既に受診済みの場合は抵抗があったか)を尋ねると、57.0%が「抵抗がある(あった)」と回答した。

自由回答の中には「うつになり自殺しかけた」という意見も寄せられた。「病院ではなく話を聞いてくれるカウンセリングみたいなところがあれば…」「定期的に保育士の話を聞きに来てくれる機関があったらいい」など、話を聞いてくれる窓口がほしいという意見も多かった。

また、「精神的に不調でも病院に行く時間を取れない」「電話相談窓口がつながりにくい」「病院などの対応時間内に受診しにくい」など、潜在的な悩みもあることもわかった。

(フォルサ)