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医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピアはこのほど、会員医師を対象に実施した「がん以外の病気でのセカンドオピニオン」についてのアンケート結果を明らかにした。調査機関は2月19日〜25日。

がん以外の病気において、患者から「他の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたい」と言われたことはあるか尋ねたところ、59.9%が「言われたことがある」と回答した。

言われたことに対してどう思うか聞くと、87.4%が「言われたことがあるが、不快に感じない」と回答した。その理由としては「セカンドオピニオンは患者の当然の権利だと思う」「納得して治療を受けてもらいたい」などが挙げられた。また、「患者に勧めることもある」「むしろ他の医師の意見を知りたい」という意見も多かった。

「不快に感じる」は12.6%。理由は「信頼されていないと感じる」というものが多いが「患者側の言い方にもよる」「紹介状を書く手間がかかる」といった意見もあった。

セカンドオピニオンを聞きたいと言われたことがない医師は40.1%だった。もしも「セカンドオピニオンを聞きたい」と言われたとしたらどう思うか聞くと、84.0%が「不快に感じないだろう」と回答した。「自分が患者なら、他の医師の意見も聞きたい」「より客観的で多角的な診療が可能となると思う」といった意見が寄せられた。

患者から「セカンドオピニオンを求めたい」と告げられた場合、その後の患者との信頼関係に影響があると思うか尋ねたところ、78.9%が「影響はない」と回答した。「悪い影響があると思う」は10.6%、「良い影響があると思う」は10.4%だった。

「悪い影響があると思う」と回答した医師にその理由を聞くと、「本音をいえば他院に通院してほしい」「不快感はずっと残る」「十分な説明を何度も繰り返して行ったあとでのセカンドオピニオンは、信頼されていないと感じてしまう」などが挙げられた。

「良い影響があると思う」の理由としては、「患者の不安に親切にこたえてあげられたら、より一層信頼関係が増すと思う」「セカンドオピニオンを受けた後、大多数は帰ってくるので、面倒でも信頼関係を悪くすることはないでしょう」といったものだった。

(フォルサ)