カレーライスの付け合わせに相性のよい、らっきょう。6月から7月はらっきょう漬けのシーズンです。夏の暑い時期に酸っぱくてさっぱりとした風味のらっきょうを食べると、胃腸の調子がよくない人でも急に食欲がわいてくることも。らっきょうの栄養素や健康効果をここでご紹介します。

らっきょうの匂い成分アリシン

ラッキョウの匂いは、硫化アリルの一種アリシンという物質によるもの。にんにくや玉ねぎ、ねぎなど独特の匂いを持つ野菜に含まれています。アリシンは、唾液や胃液の分泌を活性化して、食欲を増進させるはたらきがあります。ビタミンB1を通常の7倍にも高めるので、疲労回復や滋養強壮の効能も。アリシンは抗酸化力を持ち活性化酸素をおさえて、がん、動脈硬化、高血圧、糖尿病、心臓病などの生活習慣病を予防します。血糖値の上昇をゆるやかにするので、糖尿病を気にする人にもおすすめの成分。血液を固まりにくくするため血栓ができず、心筋梗塞・脳梗塞を予防することもできます。強い殺菌力は、食中毒の原因となる菌を除去するほか、風邪の予防にもなりますから、夏風邪が気になる人は食事に取り入れてみてください。

アリシンを健康的に摂るには

アリシンは植物の細胞を壊すことで作られます。調理のときにアリシンを含む野菜を細かく刻んだりつぶしたりすると効果がアップ。油を使って炒めたり、焼いたりすると甘い香ばしい香りが出ますが、この香りは、消化液の分泌を促進して、胃腸のはたらきを高めるので、食欲増進となります。生にんにくからアリシンを摂るときに、食べ過ぎるとおなかがいたくなったり、貧血になったりすることもあるので、多くても2~3片にとどめましょう。

食物繊維はごぼうより多い

らっきょうは食物繊維も豊富な食品。ごぼうは食物繊維が多い食品ですが、100g5.7gの食物繊維を含むのに対して、ラッキョウは21g。食物繊維は腸のはたらきを活性化して便秘を解消するはたらきを持ちますから、ダイエットをしている人にもおすすめです。


writer:松尾真佐代