Doctors Me(ドクターズミー)- 視力低下も招く! 放っておけない「逆さまつ毛」

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一度は耳にしたことのある「逆さまつ毛」。でもあまり大きく取り上げられることがないだけに、軽視されがちですが、放置しておくと視力の低下を招くこともあるほど、じつは目には大きな負担になっているんです。今回は、そんな知られざる“まつ毛の不思議”に迫ります。

■ 「逆さまつ毛」の定義

通常まつ毛は、上まぶたは上向きに、下まぶたは下向きに生えています。この向きで生えていることによって、大切な目を埃やごみから守ってくれるわけですね。 ところが、稀にこの向きが通常とは逆、つまり上まぶたが下向き、下まぶたが上向きに生えているケースがあるのです。この状態が、いわゆる「逆さまつ毛」といわれるものです。

■ 放置するとかなり危険だった!?

逆さまつ毛の状態では、まつ毛が目に触れてしまうことで、違和感を覚えたり、痛みを感じることもあります。また、眼球とまつ毛の接触が長く続くと、次のような症状を引き起こすことも。
<逆さまつ毛、4つの弊害>
1.目の表面が傷つく
2.傷口から炎症を起こす
3.細菌に感染しやすくなる
4.最悪のケースでは視力の悪化も

■ 逆さまつ毛の原因

顔面の筋肉がまだ完成していない赤ちゃんに、比較的多く見られますが、多くは眼瞼内反と呼ばれるまぶたそのものが内側を向くことで、まつ毛も一緒に巻き込まれている状態です。しかし、大抵の場合は成長の過程で自然に治癒するのですが、いっぽうで、お年寄りに多く見られる、まつ毛の向きがバラバラに生えてしまう「睫毛乱生」なども、逆さまつ毛の原因と考えられています。

■ 治療ってできるの?

治療としては、眼瞼内反症によるもので症状が重い場合は手術を行うことが多いようです。ただ、大きな手術ではなく、程度や医療機関によっては入院せず、日帰り手術ができることもあります。
睫毛乱生による逆さまつ毛の場合は、眼科でまつ毛を抜くこともあるようですが、また同じ向きに生えてきてしまうことが多いので、逆向きのまつ毛の本数が少ない場合はその部分を脱毛し、毛根を処置して再び生えないようにする治療を行い、本数が多い場合はやはり手術になるようです。

■ 医師からのアドバイス

意外と自分では気づきにくいのも逆さまつ毛です。目がゴロゴロしたり、違和感があるようなら鏡でよく目を見てみましょう。逆さまつ毛が原因になっていることがあるかもしれませんよ。