観光や仕事などのために外国に行かれる場合、旅先での「もしも」に備えて、事前に安全対策を行うことはとても重要だ。外務省が提供している「たびレジ」(外務省海外旅行登録)というメール情報サービスがある。これは、観光や仕事、短期留学など滞在期間3か月未満の海外旅行へ行く人を対象に、旅行前に旅行日程・滞在先・連絡先などを登録しておくと、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メールが受けられるほか、いざという時に緊急連絡が行なえるもの。「たびレジ」に登録しておくと、万一、渡航先で大規模な事故や災害に遭ったときにも、必要な支援がスムーズに受けられる。政府広報オンラインでは「『たびレジ』登録と安全対策4つのポイント」について紹介している。

■「たびレジ」登録のメリットとは?

(1) お役立ち情報の提供
旅行日程を登録すると、旅行先在外公館の連絡先や旅行先の国の渡航情報などが見られる。

(2) 緊急時の情報提供
登録したメールアドレスには、在外公館が出す緊急一斉通報、最新渡航情報が送られる。

(3) 緊急時の連絡
旅行先の国・地域で緊急事態が発生した時には、事前に登録した電話番号や、宿泊先をもとに、緊急時の連絡を行なう。
※登録していただいた情報は上記の目的以外には利用されない。また、帰国してから1か月(希望された場合には1年)後には、すべての個人情報が消去される。詳しくは、「たびレジ」ウェブサイトの個人情報保護方針にて確認を。

 台風やハリケーンの接近や、大規模なデモやテロによる急激な治安悪化など、海外では様々な緊急事態が起こる可能性があり、安全のために一時避難や旅程の変更が必要になることがある。しかし、大都会を離れたリゾートや小さな地方都市などにいると、渡航先で何が起きているか情報を得る手段が限られがちだ。

 そんな場合でも、事前に「たびレジ」に登録しておけば、渡航先の確かな情報を日本語メールで知ることができる。登録は外務省の「たびレジ」ウェブサイトで簡単に行うことができ、ご本人以外のご家族や職場の人も登録することができる。

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■渡航前の安全対策4つのポイント

 海外旅行の際、何よりも大事なのは、海外でトラブルに遭わないようにすること、また、万一、トラブルに遭っても対応できるよう、しっかりと事前に安全対策を行っておくこと。海外旅行の準備をする際に、次にあげた安全対策4つのポイントを確認しておきたい。

(1)意識を「海外モード」に
一般に、海外の治安は日本と比較して良いとは言えない。海外へ行くときは、「自分の身は自分で守る」という意識をしっかり持つことが大切。

(2)安全に関する最新の情報を入手
税関や渡航先でのトラブルや海外での犯罪について、事前に予備知識を持っていれば、トラブルに遭う可能性を低くすることができる。外務省の「海外安全ホームページ」や報道などで渡航前に情報収集をしっかり行ないたい。また、渡航先においても常に、最新の安全情報を入手するようにしてほしい。

(3)海外旅行保険に入る
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガによる緊急移送費用や入院費用の支払い、盗難被害などで多額の損害を被ったケースが数多くある。「もしも」の時に備えて、十分な補償が受けられる海外旅行保険に加入しておきたい。

(4)日程や滞在先などを家族、友人などに知らせておく
行き先を告げずに海外旅行へ出かけ、そのまま、連絡が取れなくなってしまうケースがある。家族や知人には、旅行日程や滞在先を知らせておき、旅行中は日本の家族などとの連絡を絶やさないようにしよう。また、出発前にパスポートのコピーなどを家族に渡しておくと、万一の際の所在・安否確認に役立つ。

■滞在期間3か月以上になる人の渡航登録は?

「海外に転勤になった」「半年間留学することになった」など、海外のひとつの国や都市に3か月以上滞在する場合は、滞在先の日本の在外公館(大使館や領事館など)に「在留届」を提出する必要がある。外務省の在留届電子届出システム「ORRネット」から電子届出を行うことができる。在留届について、詳しくは外務省の「渡航関連情報」で確認しておこう。

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