Doctors Me(ドクターズミー)- 加藤茶もなった!パーキンソン症候群って一体何?

写真拡大

先日、加藤茶さんがパーキンソン症候群であったとカミングアウトされ、話題になりましたね。

パーキンソン病という名前はよく耳にするかと思いますが、実際どんな病気なのか、その原因や改善方法について医師に解説していただきました。

■ パーキンソン病ってどんな病気?

パーキンソン病は、脳が出す運動の指令が筋肉にうまく伝わらず、なめらかな動作ができなくなってしまう病気です。
これは、脳の黒質という部分の神経細胞が減ってしまうのが原因です。
この神経細胞は「ドパミン」という神経伝達物質を作り、「ドパミン」を使って体を動かす機能を調節する働きをしています。
黒質の神経細胞が減るとドパミンも減ってしまうために運動の情報が伝わらず、様々な症状が出てきます。

原因
薬剤性:飲んでいるお薬が原因です。
胃薬、降圧剤、抗不安薬などが原因薬剤になり、飲みはじめてから数ヵ月程度であらわれることが多いようです。薬剤性パーキンソン症候群は、原因薬剤を中止することで消失します。

脳血管障害性:動脈硬化により脳の基底核(運動を司る神経がたくさん集まっている場所)小さな血管が詰まることが原因です。

その他:脳炎などの感染症の後遺症、ケガや中毒で起こります。

■ 手足の震えや動きの低下……気になる症状は?

震戦:手や足の震え
最初に気づくことが多い症状で、体の左右のどちらか片側でより強い症状があらわれます。
この震えは何もしていないときに目立ち、何かしようとすると止まるので、患者さんご自身はあまり不便を感じません。

筋個縮:筋肉がこわばる
患者さんの手首を持ってゆっくりと前後に動かすと、歯車のようなカクカクとした抵抗感があります。
患者さんご自身が日常生活で気づくことはほとんどありませんが、病気が進むと動作がぎこちなくなったり、歩くときに腕の振りが悪く足が引きずり気味になったりします。

無動:動きが遅くなったり、少なくなったりする
速く歩けない、寝返りが打てないなどの症状があります。
また、顔の動きが少なくなるために、表情が乏しくなります。

姿勢反射障害:バランスがとりづらくなる
バランスをとろうとして、膝をまげて、少し前かがみになった姿勢になります。
転びやすくなったり、歩いているうちに前のめりで小走りになってしまうこともあります。

【医師からのアドバイス】

薬剤性パーキンソン症候群は原因薬剤を中止することで改善します。また、脳血管障害性、感染症、ケガや中毒などが原因の場合はリハビリテーションが有用です。

加藤さんのように原因の薬剤をやめた途端、劇的に改善する可能性もありますので、当てはまる症状がおありの場合は神経内科医にご相談ください。