Doctors Me(ドクターズミー)- ピアス開けると快感?! こんな心理にかられていたら自傷行為かも…

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自分の体を傷つけてしまう、自傷行為。リストカットなどがよく知られていますが、ピアスをあけることも自傷行為なのでしょうか? 今回はそんな自傷行為のボーダーラインについて、伺いました。

自傷行為の定義

そもそも自傷行為とは、どのよう行為を指すのか、その定義から見ていきたいと思います。そこで、まずは代用的な自傷行為を見てみましょう。

<代表的な自傷行為>
・リストカット
・手足を叩く、あるいは噛む
・自分で髪の毛を抜く
……といった、いわゆる自分の体を自分で傷つける行為のことをいいます。

<自分を傷つけてしまう、その理由>
自傷行為の特徴は、行動の裏に大きなストレスや不安から解放されたい、とった心理が働いていること。つまり、本当に死のうとして、自分自身を傷つけているのではない、ということです。自傷行為を繰り返してしまう人は、心の負担を、体の痛みに変えることで、その精神的な苦痛を解放できると感じているのです。あるいは、自分ではコントロールできないような精神状態に対して、自分自身に痛みを与えることでそのバランスをとろうとしている、ともいわれています。

ピアスも、自傷行為といえる?

自傷行為が問題視されているのは、ストレスを感じる度に繰り返す、つまり依存傾向が強い、ということ。つまり、もしファッションとして楽しむだけではなく、ストレスを感じる度にピアスを空けたり、タトゥーを入れたりするのであれば、それらも自傷行為の一種といえるでしょう。

改善するには、どうすればよい?

もし、今自傷行為を改善したいと、悩まれているなら、その衝動を他の行動にすり替えてしまうのが有効です。
例えば……
・リストカットをしたい→走って、体を動かす
・自分を叩きたい→ボディクリームを体に塗る
など。また、もし無意識のうちに髪を抜いているというのであれば、帽子などでも或る程度の予防は可能でしょう。そうしたことを、少しずつ取り入れて改善していくようにしましょう。

周囲のサポートも必要

それでも、なかなか改善できない、どうしても自傷行為をしたくなる、という人は自分だけで抱え込まず、医療機関に相談してください。
また、もし身近に自傷行為を繰り返す人がいる、という場合はその人に対して否定的なことは言わず、まずは受け止めることが大切です。本人の思いを認め、声をかけ、そっと寄り添うことが重要になります。

医師からのアドバイス

重症のケースでは、周りの方の心の負担になることもあります。その場合は自分たちだけでなんとかしようとするのではなく、必ずカウンセラーや専門家に相談してください。自傷行為に対して心療内科や精神科で認知行動療法や家族療法、薬物治療などで治療している医師も多くいます。癖になってしまっている行為や、その行為の引き金となっている思考、環境から脱するためにも、いつもとは異なる環境で悩んでいること、不安に感じていることを打ち明けることが役に立つでしょう。