ゴマはたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、鉄分などいろいろな栄養素が含まれる健康食品ですが、豊富な栄養素の中でも今回特に注目したいのが“ゴマリグナン”です。ゴマリグナンには、体の酸化を防止したり二日酔いを防止するといった驚くべき効果があるのです。

活性酸素の働きで体は老化する

体の老化の原因のひとつに活性酸素の存在が挙げられます。活性酸素は体内に取り込んだ酸素の一部が変化したもので、細菌やウイルスを撃退する重要な役割を担っている反面、他の物質を酸化させる力が非常に強いため、活性酸素が増えすぎると体が錆びてしまい、肌のシミやシワ、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こしてしまいます。体の酸化を防ぐ抗酸化力の強い栄養には、ビタミンCやビタミンEがありますが、ゴマに含まれるゴマリグナンにも強い抗酸化力があるのです。

セサミンは代表的なゴマリグナン

リグナン類はゴマだけでなく植物の種子や花にも含まれていますが、なぜかゴマにはリグナン類が豊富。ゴマに含まれるリグナン類はセサミン、セサモール、セサミノールなどです。その中で最も豊富なのがセサミンで、ゴマ100g中に500mgものセサミンが含まれています。

二日酔いの防止にはセサミンがいい?

セサミンには肝臓の働きを高め、二日酔いを防止する効果があると言われています。お酒を飲む前にセサミンを摂取すれば良いが早く醒めるので、悪酔いを防止することに。もちろんお酒のおつまみにゴマが使われているものを選んでもOKです。お酒を飲む直前でなくても、毎日続けてセサミンを摂取することで、同様の効果があることも分かっています。

ゴマリグナンを摂取する効果的なゴマの食べ方は?

良いゴマとは粒がそろってふくらみに盛りがあるものです。ただしそのまま食べても粒が小さいため消化されずそのまま排出されてしまいます。これではせっかくのゴマがもったいない。より栄養を吸収するためには、切りゴマか擦りゴマにして食べましょう。ゴマリグナンを十分に摂取するためには1日10g(大さじ1杯程度)は食べたいもの。サラダやおひたしにたっぷりゴマをかけたり、ゴマペーストをパンに塗ったりすれば、たくさんのゴマを食べることができます。


writer:岩田かほり