3Dプリンタでスーパーカー消しゴム(のようなもの)を作って競うモデ1GPリポート

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こんにちは! モノづくり応援グループのPrecra(プレクラ)です。去る5月16日にアート千代田3331にて開催した「モデ1GP」をリポートします。1日がかりのイベントでしたが、3Dプリンタのツワモノだけでなく、初めて3Dプリンタに触る初心者も多かったり、親子で楽しむ参加者もいたりと楽しい1日でした。30台近く産まれたスーパーカー消しゴム(のようなもの)の頂点に立つのは果たしてどんな1台だったのでしょうか。記事末には次回開催の話もあります。詳細は続きをどうぞ。

モデ1GPとは?

突然ですが、皆さん、「スーパーカー消しゴム」ってご存知ですか? 1970年代に流行したスーパーカーの形を模した消しゴム(と言っても消しゴムとしてはほとんど消せないですが)です。30〜40台の読者は、このスーパーカー消しゴムをノック式のペンで弾いた経験があるはず。なつかしいですね〜。今回のモデ1GPは、このスーパーカー消しゴム(のようなもの)を3Dプリンタで出力して、ボールペンで弾いて飛距離を競うというイベントです。規定のサイズ「3.0cm x 1.5cm x 1.5cm」に収まる小さなミニカーを参加者自らがデザインします。▲懐かしいスーパーカー消しゴムサイズ。モデ1GPは第1部と第2部、そして発表会の3部構成です。Autodeskのフリー3DCADソフト「123D Design」でオリジナルミニカーをモデリングをする第1部。そこでモデリング/3Dプリントしたミニカー、または参加者自身が3Dプリントした持ち込みのミニカーで競う第2部。そして懇親会を挟み、最後に結果発表という構成でした。▲当日のスケジュール第1部は3DCAD講習会。講師は志田穣さん(株式会社クニエのシニアマネージャー)。ハンズオン形式で、3DCADソフト123D Designの操作方法を説明しました。今回、3Dモデルデータ共有コミュニティーサービスの3Dモデラボとの共同開催です。現地の講習内容とは一部異なりますが、モデラボ公式サイトの「無償3D CAD 5分講座:123D Designで『カー消し』を作る編」でも講義と同じミニカーを作ることができます。▲講習冒頭、まずは3DCADについて説明する志田さん。講習中、操作に詰まった参加者にはモデラボやPrecraのスタッフがサポートします。▲はじめての人がほとんどなので、ちょっとした手順違いにもすぐに対応。▲四角の箱がだんだん車の形になっていきます。▲時には講師の志田さん自ら操作方法を伝授。▲皆さん真剣にモデリングしていました。▲親子ペアで参加した人も。オリジナルミニカーのモデリングができたところで、データ受け渡しのため、作成データを3Dモデルデータ共有コミュニティ「3Dモデラボ」に登録して共有します。▲モデリングデータのモデラボ登録方法を説明するモデラボの八木澤篤さん。共有したミニカーは会場内の3Dプリンタで一気に印刷します。この日XYZプリンティングジャパンの協力により、4台の3Dプリンタを設置。一気に複数台のミニカーを出力できるようにしました。▲3Dスキャンもできるダヴィンチ 1.0 AiOが4台、発売したばかりのダヴィンチ Jr. 1.0(展示用)も。モデリングしたミニカーがだんだん形になっていくところは見てるだけでも楽しく、つい時間を忘れて眺めてしまいます。▲徐々に車の形になっていく様子をじっと見守る小島さん親子。▲次々出力されていくミニカー達さて、ミニカーの印刷を順々にしている間に、参加者の皆さんの自己紹介と、モデリングしたミニカー紹介のライトニングトークコーナーです。3DCADに初めて触られたと思えないようなアイデアあふれる作品が次々出てきました。▲レゴの人形を乗せられるようにミニカーに丸い突起をつけた福田さん▲3DCADはまったくの初めてで、ともかくチャレンジしてみようと参加したreimeikeiさんライトニングトーク中も会場の3Dプリンタは続々とミニカーを出力。製作者の皆さんはヤスリがけ、バリ取りで最後の調整を行いました。▲談笑しつつも競技会のために車体の最終調整に余念がない参加者の皆さん。▲レギュレーションチェッカーで、既定の寸法に入るかを確認します。競技会には、ボールペンで弾いて距離を競う「競技部門」、ミニカーのデザイン力を参加者投票と事務局審査で決定する「デザイン部門」の2部門があります。競技部門の優勝者には「競技賞」、デザイン部門の優勝者には「デザイン賞」、そして特別賞としてモデ1GP事務局がもっとも評価した参加者には「モデ1賞」を贈呈します。▲3Dプリンターを貸し出ししたXYZプリンティングジャパンの新井原慶一郎さんによるプレゼンテーションと共に明らかになる各賞賞品。競技賞や3Dモデラボ賞3Dプリンタ ダヴィンチ 1.0A3Dプリンタ ダヴィンチ Jr. 1.0デザイン賞光造形方式3Dプリンタ出力権 (後日、出力したものを贈呈) + 特大サイズBOXYボールペン(がじぇっとるねさす様ご提供)その他、各賞ラジコンカーボディ カウンタック(オートスケールコレクションシリーズ)ラジコンカーボディ 458イタリアGT2(オートスケールコレクションシリーズ)ラジコンカーボディ ムルシエラゴLP670(オートスケールコレクションシリーズ)ラジコンカーボディ F40(オートスケールコレクションシリーズ)▲特大サイズボールペンBOXY。写真右側に通常のBOXY。お昼休憩をはさみ、いよいよ競技会開始です! まずは競技部門。出場選手はコースであるテーブル端からBOXYボールペンで弾いて飛んだ距離を競います。2回弾いて、より遠くまで飛んだ方の記録で競います。▲手に汗握る瞬間。▲スタートラインより飛んだ距離を測ります。▲出走毎に盛り上がる会場。競技部門をさらに盛り上げる解説役にはAutoblog Japanの千葉大(ちば・おおき)編集長とEngadget 日本版の鷹木創編集長。▲Autoblog Japan編集長 千葉さん(左)とEngadget 日本版 編集長 鷹木さん(右)50~60cmの記録が続く中、一気に100.4cmの記録を出し、暫定1位の座に着く小島さん親子。長い間暫定1位を守り、このまま優勝かと思われましたが。。。▲暫定1位の小島さん親子最後の出走者のさたぬーさんが最長距離の105cmの記録で大逆転勝利。勝因は「エンジン(ボールペン)をよく選んだ」とのこと。バネの強いボールペンを慎重に選んで出走に挑んだそう。▲大逆転勝利なのになぜか申し訳なさそうな、さたぬーさん(写真右)。盛り上がった競技部門を終えると懇親会。参加者同士で盛り上がりつつ、和やかにデザイン部門の投票を行います。▲デザイン部門の投票をする参加者の皆様宴もタケナワというところで、いよいよデザイン部門の結果発表と、各部門の表彰式です。▲順位の発表に盛り上がる会場まずは競技部門の順位発表です。優勝は大逆転勝利を収めました、さたぬーさん。賞品の3Dプリンタ目録をXYZプリンタジャパンの新井原さんから受け取り、満面の笑みで握手です。「勝因はエンジン(ボールペン)選びです!」のコメントに沸く場内。▲3Dプリンタの目録を受け取り、満面の笑みで握手するさたぬーさん(左)。競技部門の上位5車はコチラ!<競技部門順位>1位<105cm>:さたぬーさん 「スーパーカー消しゴム(消しゴムではない)」https://modelabo.itmedia.co.jp/2962/2位<100.4cm>:小島さん親子「KZ01_for_モデ1GP」https://modelabo.itmedia.co.jp/2981/3位<92.1cm>:reimeikeiさん 「すまーとかー」https://modelabo.itmedia.co.jp/2967/4位<90.4cm>:Azさん 「テスト」https://modelabo.itmedia.co.jp/2984/5位<84.6>:hideo_ishiiさん 「ASU1号」https://modelabo.itmedia.co.jp/2956/▲競技部門上位3台続いてデザイン部門の発表&表彰式です。優勝は、なんと本日初めて3DCADに触れたいっせーさん。初めてにもかかわらず、ギザギザのボディと砲身を付けたのが高く評価を集めました。普段は教師をしているいっせーさん、学校の工作時間に3Dプリンタの授業ができないかと今回参加したそう。今回このデザインにしたのは、子供たちに興味を持ってもらうためにはどんなデザインが良いか、どんな形ができるか考えた末にできたデザインとのこと。素晴らしいですね。▲いっせーさんのデザインの理由に、感嘆の声。デザイン部門上位5位はコチラ!<デザイン部門順位>1位:いっせーさん 「ボディがギザギザで大砲のようなものが付属したカー」https://modelabo.itmedia.co.jp/2969/2位:木の背さん 「まっ○号」https://modelabo.itmedia.co.jp/2947/3位:kuwakuwaさん 「VOXY煌めかないエディション」https://modelabo.itmedia.co.jp/2979/4位:福田さん 「ブロックカー」https://modelabo.itmedia.co.jp/2961/5位:ash44dさん 「モデ1GP参加予定車」https://modelabo.itmedia.co.jp/2945/▲モデリング部門上位3台最後に特別賞「モデ1賞」の発表です。競技部門で最後の最後に惜しくも優勝を逃してしまった小島さん親子が受賞となりました。▲サプライズ受賞に大喜びの小島さん親子。以上、午前中から丸1日がかりで行われましたモデ1GPは、大盛り上がりのまま閉幕。第1回ということで、どんなイベントになるのか不安もありましたが、始まってみれば参加者皆さんのやる気で終始熱気に包まれた大盛況のイベントでした。なお、9月に第2回モデ1GPを開催する予定です。詳細が決まったらEngadgetの誌面でも発表しますので、今回参加してくれた皆さんはもちろん、参加できなかった皆さんやこの記事でモデ1GPに興味を持った皆さんの参加もお待ちしております!▲参加した皆さんと運営メンバーで記念写真。

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