Doctors Me(ドクターズミー)- サインを見逃すな! 意外と知られていない、愛犬の嘔吐と病気のカンケイ

写真拡大

犬の嘔吐にはさまざまな原因が考えられます。今回は、意外と知られていない犬の嘔吐と病気の関係について、獣医師に解説してもらいましょう。

■ 吐き出したものの“色”で原因を見分ける

〇 透明、白色
お腹が空きすぎている、胃酸が出過ぎている、胃液が逆流している、ストレスなどが考えられます。
〇 黄色、緑色
胆汁です。胃腸の動きが悪くなっているかもしれません。何らかのトラブルで胆汁が多くなっている可能性もあります。続くようなら、一度診てもらってください。
〇 ピンク〜薄い赤色
少し血が混ざっています。嘔吐が続いていると、胃酸により食道が荒れてきます。
〇 赤色(血の色)
胃粘膜から出血しています。胃潰瘍、腫瘍、血小板減少症などが考えられるので、一度受診した方がいいでしょう。
〇 黒色
出血して時間が経っています。かなり危ない状態です。早急に手当てしないと命に関わってきます。
〇 茶色
チョコレートなど茶色い物を食べていませんか? 便の臭いを伴うなら腸閉塞の可能性もあります。ジャーキーやチュアブルタイプの薬など、なんでも詰まる可能性があります。丸飲みして食べて平気なこともありますが、常に平気とは限りません。胃腸の調子が悪く、きちんと消化されずに腸で詰まってしまうこともあります。

■ 異物を飲み込んでしまった時は……

プラスチックやペットシーツ、硬い骨などを食べてしまう犬は、ありとあらゆる異物を飲み込んで、身体を守るために吐き出すことがあります。

〇 肥料、虫除けなど殺虫剤
犬にとって魅力的な匂いを発するものもあるようです。飲み込んで一時間くらいで全部吐き出すことが多いようですが、元気がないようなら一度診てもらった方がいいでしょう。
〇 ボールなどの玩具
犬の口は大きいので、遊びに夢中になると丸飲みしてしまうことがあります。

■ “吐き方”から考えられる病気

〇 遠くに飛ばすように勢いよく吐く
巨大食道症
〇 食後30分〜2、3時間で吐く
胃の出口(幽門)の病気 
〇 吐いたり吐かなかったりを繰り返して数週間経つ
慢性胃炎 
〇 お腹や胸の筋肉を波立たせるように全身で吐く
緊急の病気、中毒の可能性があります。

■ 獣医師からのアドバイス

そのほか細菌やウイルスに感染したり、腎臓の働きの悪化で尿毒症になったとき、また子宮蓄膿症が進行している場合など、犬が嘔吐する原因はさまざまです。
愛犬に異常を感じたらすぐに病院へ連れていき、適切な処置を施してあげましょう。