「三白(さんぱく)」ということばを聞いたことがありますか?  白い食べもののことで、白米、白砂糖、白い塩をさします。白い食べものは健康によくないといわれますが、なぜでしょうか? 3つの食品の栄養価について調べてみました。

食物繊維やミネラルが失われた白米

白米は、精製の過程で、ぬかと胚芽を取りのぞいて胚乳だけ残したお米です。そのため、食物繊維やミネラルが失われています。一方玄米は食物繊維、ビタミン、ミネラル、脂質を豊富に含む完全栄養食です。食物繊維は白米の約6倍。食物繊維は腸の活動を活性化して便秘を解消し、体内のコレステロールや老廃物を排出するはたらきをもちます。糖質をエネルギーに変えて脂肪をとりのぞくビタミンB1は白米の約5倍。玄米には抗酸化作用をもつビタミンE、体内の臓器や細胞組織などを円滑に動かすために必要なミネラルも含まれているのです。

白砂糖を食べ過ぎると血糖値上昇に

白砂糖はさとうきび、ビート、砂糖もろこしから作られます。茎を砕いて圧縮して精製加工したもので、不純物をとりのぞくために化学物質が使われます。そして精製の過程で糖質を分解するビタミンB1が失われているので、白砂糖をたくさん食べるとビタミンB1欠乏症となり貧血、頭痛、めまい、しっしんなどを起こすことも。血糖値を下げるミネラルも除かれており、食べ過ぎると血管にすばやく吸収されて血糖値が急に高くなることがあります。血糖値を下げるためにインスリンの分泌量が高まると今度は低血糖になり、疲労の原因に。ビタミン・ミネラルを摂るには黒砂糖やてんさい糖がおすすめです。

白い塩の正体は化学物質「塩化ナトリウム」

精製された食塩は、90~99%以上が塩化ナトリウムという化学物質。天然塩に含まれるカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルはほとんど入っていないと思ってください。塩化ナトリウムには血圧を上げる作用があります。血圧が高い人は特に継続して多量に精製塩をとるのは避け、できればミネラル豊富な岩塩や天然塩を摂るようにしましょう。


writer:松尾真佐代