[練習試合]「小学校からスピードだけで来たみたいな感じ」の高速SB藤谷がU-18代表候補の攻撃に厚み加える

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[7.16 練習試合 U-18日本代表候補 6-2 JAPANサッカーカレッジ]

「小学校からスピードだけで来たみたいな感じです」と微笑む高速SBが、U-18日本代表の攻撃に厚みをもたせている。この日はキープ力の高い右MF三好康児との連動した攻めから右サイドを疾走。明らかにスピードで違いを示していた右SBは、並走するDFからのプレッシャーを受け流すようにしなやかに前方へ出てクロスを配球した。1本目16分には長い距離を走り切って、スライディングタックルしたDFよりも一瞬早く決定的なラストパス。他にも高い位置で攻撃に絡んで相手に圧力をかけていた。

 藤谷は「クロスの精度がだいぶ低かったので、今回チームに持ち帰って練習したいと思います。トップスピードで突破していいクロスを上げられないと意味がないと思っているので、動きながらのクロスを練習していきたいなと思っています」。確かに雨中で動きながらのボールコントロール、クロスの精度を欠いた点については課題として残った。だが、「テーマにやっている。SBはそれが重要だと思うんで意識してやっています」というハードワークと「スピードが特長なんで体力で勝負というよりもスピードで勝負していきたいと思っています」という自慢のスピード、突破力はサイドからのクロスを得点パターンとしているチームにとっては大きな武器。より精度を上げて次回、代表チームに合流する。

 この日に関しては攻撃面で得点に結びつけるプレーができなかったものの、一方で出場した68分間は無失点。1本目17分には逆サイドを突破されてピンチを迎えたが、藤谷は判断よく相手のラストパスをカットして失点のピンチからチームを救うプレーをして見せた。「きょうは守備を重点的にできたと思います」と本人も守備面については納得の表情。抜群の運動量と技術光る岩田智輝や今回招集されなかった柳貴博とのポジション争いを今後もリードしていく。

 すでに神戸トップチームで公式戦デビューしており、神戸のU-18チームに参加する機会は限られていたが、22日から開催される日本クラブユース選手権出場に意欲的。「連戦が続くのでそこで体力強化や、それで成長できると思うので、一生懸命できたらいいと思います。目指すは日本一ですね」。世代を代表する注目SBは真夏の連戦の中で課題を改善し、チームの勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)