広瀬すずからGoogleまで、ネットにあふれるビミョーな謝罪5選
 とかくきゅうくつな現代社会。お互いがお互いを監視し合い、隙あらばクレームの応酬。そんな息苦しさから、日々繰り返されるネット経由での謝罪。

 記憶に新しいところでは、「なんで音声さんを目指したんだろう?」との天然発言で物議をかもして、すぐに火消しツイートを投稿した広瀬すずが思い浮かびます(「いつもお世話になっているスタッフの方々に誤解を与えるような発言をしてしまい、申し訳ありませんでした。本当にごめんなさい」6月19日)。

 もちろん素早いリスクマネジメントが求められる時代なのですが、なかには「そこまでして謝らなきゃいけないことか?」と気の毒になるものも。

というわけで、2015年上半期のなかから『謝罪するまでもなかったで賞 5選』をお送りしたいと思います。

◆鈴木おさむ、妻の「つわり」についての発言を謝罪

 まずは、放送作家・鈴木おさむ。先日、妻・大島美幸の出産シーンを番組内で放映して賛否両論を巻き起こしましたが、その前段階からネットの厳しい監視下に置かれていたようです。

<鈴木おさむ、夫の“添活(そいかつ)”を提案……つわりに関する発言を謝罪>(トレンドニュース(GYAO) 2月26日配信)

 ほんの近況報告で、「うちの妻のつわりはおそらく、少なめのほうだったと思います」「楽な方だったんではないかと思いますが」とブログに記したのがまずかった。コメント欄には「楽かどうかは本人以外が決めることではない」との指摘が。自分の妻の様子に、感想や意見を持つことさえ許されない時代なのでしょうか。

 しかし大人な鈴木氏は「旦那が奥さんのつわりを軽いとか重いとかジャッジすべきじゃないんですね。(中略)本当にすいませんでした」とブログで謝罪。実にやるせない一件でした。

◆林家ペー&パー子、首相夫妻の名前を間違えて謝罪

 お次は少しほっこりする話題。<林家ペー、パー子 安倍首相夫妻の名前間違え謝罪 「安部首相、秋恵夫人」と>(デイリースポーツ 4月27日配信) “安倍”と“安部”を間違えることはよくありますが、“秋恵夫人”に至っては端から正解を確認するつもりさえない勢いが気持ちいい。しかもそれに1週間気付かなかったというのですから、鷹揚としたものです。

⇒【画像】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=305786

▲「桜を観る会」について書いた4月18日のブログ。謝罪後の今も「安部総理」のままで、「秋恵夫人」は「明恵夫人」に直されている(正しくは昭恵夫人)。さすがペー&パー子。

◆バンドメンバーの脱退を別人が謝罪

 続いては、誰が何に対して謝っているのか全くつかめないために、“謝罪”のワードだけが浮いてしまったケース。<瀧本美織バンドのNANA.が謝罪 皆様には本当に申し訳ない>(デイリースポーツ 6月26日配信)

 これはややこしいのですが、瀧本美織をボーカルに据えたバンド・LAGOONからギターのRINOが脱退することが決まった。それを受けてベースのNANA.がブログで「ファンに心配をかけた」と謝罪したというのですね。というか、RINOなんか言えよ。

◆岡本真夜、生歌がヒドくて謝罪

 そしてこちらも最近話題になりましたが、<岡本真夜、生歌歌唱で声が出ず…ファンに謝罪 風邪が原因>(MusicVoice 6月28日配信)6月27日に放送された『音楽の日』(TBS系)に出演し、自身のヒット曲「TOMORROW」を披露したのですが、これが全く明日の見えない歌で、ネット上を騒然とさせたのです。

 これに対する彼女のアンサーが、「息子の風邪が移ってしまい昨日まで熱と闘っておりました」というもの。じゃあしょうがない。でももともとそんな歌うまかったっけ? などと意地悪は言わないように。

◆Google、黒人を「ゴリラ」と自動タグづけして謝罪

 最後はグーグル痛恨のミス。<黒人の写真、ゴリラと自動分類 米グーグルが平謝り>(朝日新聞7月2日配信、元はUSAトゥデイ)。これは見出しの通り、Googleフォトが黒人を「ゴリラ」という自動タグで分類してしまうことを発見したユーザーからの指摘に、広報が謝罪コメントを出したとのニュース。

 もちろんとてもセンシティブな問題で、軽率な意見は控えたいところですが、これを糧にさらなる技術の向上を目指していただき、渡哲也の画像を「ゴリラ」と識別できるようなサービスを提供してほしいと、切に願っております。

<TEXT/沢渡風太>