Doctors Me(ドクターズミー)- 太陽に当たらないと、うつや骨粗しょう症に!? 日光と体の意外な関係

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仕事が忙しかったり夜勤が続いている、という人の中には1日中、日光に当たっていない……という方も多いと思います。そうした日が続くと、体がダルくなったり、疲れやすい、気分も沈む、といったことを感じませんか?じつは、太陽の光には、私たちが健康的な生活を送る上で重要な役割があったのです!

今回は、そんな日光と体の関係について、医師に話を伺いました。

日光のメリット・3つ

1. 体内時計をリセット
1日は24時間のサイクルなのに対して、人間の体内時計は25時間を1周期として動くといわれています。 この1時間のズレが、日光を浴びることで調節できるようなのです。それは、脳内ホルモン「セロトニン」との関係性から見ることができます。

<体内時計の脳内ホルモン>
脳内ホルモンのセロトニンが不足することで、うつ病が発症するといわれていますが、日光が目に入ることで、このセロトニンの産生がアップ! 脳を10〜12時間すっきりと目覚めた状態にしてくれるといわれています。このセロトニン分泌の後、「メラトニン」という眠気を誘うホルモンが分泌され、夜になると心地よい睡眠へと誘います。この睡眠と覚醒のリズムがうまく形成される、つまり体内時計が正常に機能するというワケです。

2. 抗うつ効果も期待できる
日光を浴びることで、セロトニンが分泌することで、抗うつ効果も期待できます。実際に、最近ではうつ病の治療に人工の光を浴びさせる治療法も用いられているほど。さらに、日光浴には認知症の改善にも効果を発揮した、という報告もあるようです。

3. 骨や歯を丈夫にする
日光を浴びることで、体の中でビタミンDの合成が行われます。ビタミンDは人間の骨や歯を作るうえで不可欠なものであり、極端に家にこもりがちな生活をしていると骨粗しょう症や、歯が脆くなる、といったことが起こりえます。

15〜30分程度で効果を発揮!?

日光浴には様々な利点がある一方、紫外線による肌へのダメージも知られていますね。つまり、ただ単に多く浴びればよいというものではないのです。諸説ありますが、週に数回程度、日差しの強い時間帯に15〜30分くらい日光を浴びることで必要量のビタミンDをほぼつくることが可能だといわれています。もちろん、季節や地方によっても異なるので注意が必要です。

医師からのアドバイス

日光浴はポカポカして本当に気持ちがよいものです。この頃気分が落ち込んだり、なかなか寝付けないという方は、日中の日差しが強い時間帯に日光浴がてら散歩にでも出かけてみてはいかがでしょう。