<全英オープン 事前情報◇15日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>
 2015年のメジャー第3戦「全英オープン」は、スコットランドにあるセントアンドリュース・オールドコースを舞台に16日(木)開幕を迎える。硬い地面と海から吹きつける強い風。そして、一日の中に四季があると言われるほど目まぐるしく変わる天候に対応するために、この大会だけは各選手特別なクラブセッティングを組み上げてリンクス攻略に臨んでいる。
セッティングも問われる聖地のコースを図でチェック!
 まったく違った環境での戦いに挑むこととなる日本勢もセッティングに工夫をこらす。手嶋多一、富村真治のミズノ勢、藤田寛之、岩田寛、高山忠洋もウッドに変わりアイアン型のクラブを準備。低い球を打ちやすいことがやはりチョイスの第一条件だが、気になるのは調整期間の間に強い風が吹かなかったこと。全英仕様のクラブは本戦でどんな力を発揮するのだろうか。
 米ツアーで多種多様のコースを経験している松山英樹も、5番ウッドの代わりにあたるアイアン型ユーティリティ「スリクソンZ U45」をバッグに入れて、前日水曜日の事前ラウンドで調整した。本戦もロングゲームはドライバー、3ウッド、アイアン型UTの流れで戦うこととなりそうだ。
 硬い地面にはバンス角と呼ばれるクラブソールのふくらみを削って対応する選手が多い。藤田は同様のリンクスコースで行われた「全米オープン」でも使用したバンスを削った60°のウェッジを今大会でも使用する。「バンスは2度もないかな。フューリクがやっているのを見て作ってみたんですけど、こんなに良いのは初めてじゃないかってくらい良い」。
 高山も前日までバッグにピッチングを除く5本のウェッジを入れて、メーカー担当者に細かく調整を依頼していた。また、地面が硬いだけに、グリーン周りではパターを使っての転がしも全英対策の重要なオプションの一つとなる。
 大会初日の木曜日は比較的穏やかとされているが、金曜日、土曜日は荒れる予報も出ている。天候に合わせて、ガラリとセッティングを変えることもあるだけに、全英オープンは選手のクラブにも注目しているとより楽しめそうだ。
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