東京・港区の六本木ヒルズ森タワーの自動回転ドアに男児が挟まれ死亡した事故で、東京地検は16日、同ビルを管理する森ビルの多田雄三・元常務やドアメーカー三和タジマの久保久暢元取締役ら3人を、業務上過失致死罪で在宅起訴した。

 事故は04年3月26日の昼ごろ、大阪府吹田市の男児(当時6歳)が回転するドアに頭を挟まれ死亡した。

 起訴を受け、森ビルは「この度の結果を厳粛に受け止め、亡くなられた溝川涼様のご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様に重ねて深くお詫び申し上げます。事故再発防止には会社を挙げて取り組んでおりますが、今後とも、より一層安全で安心できる街づくりに全力を尽くして参ります」とのコメントを文書で出した。

 また、三和タジマの親会社である三和シャッター工業<5929>は、「今回の起訴を真摯に受け止め、このような事故を二度と起こさないよう、更に安全・安心を最優先に取り組んでまいります」との声明を出し、三和タジマの代表取締役社長(事故当時)と常務取締役は月額それぞれ30%と10%、3カ月の減俸とする社内処分を発表した。三和シャッターでも、関係役員が役員賞与などの報酬を一部辞退した。【了】