By lauren rushing

翌日は早く起きなければいけないのに、何をしても目がパッチリとさえてなかなか眠りにつけない、というのは誰しもが経験したことがあるはずです。どうしても眠れないときに試すべき超絶簡単な方法を示したムービーが公開されており、試してみる価値がある内容になっています。

How Your Feet Help You Sleep: "The Science of Us" Episode 1 - YouTube

眠りたくても眠れない夜。



ホットミルクを飲んだり……



ヒツジを数えたりしても、眠ることができません。



PCやスマートフォン、タブレットなどの使用をやめたにも関わらず、パッチリと目がさえてしまうことがあります。



そんな時に試すべきなのが……



足首を布団やタオルケットの外に出して少しだけ冷やす方法です。



体温が高いときは、警戒心や注意力が高い状態になっています。



体温が高いと記憶力が上がったり………



警戒心が強くなったり……



反応が過敏になるなど、眠りとはほど遠い状態。



ということは、「体温が高いと眠りにくい」という理論を反対にすればいいだけ。



眠りに落ちる寸前は体温が下がることが、これまでの研究によって判明しています。



つまり、体温を意図的に下げることができれば……



脳が眠りのモードに入りやすくなるということです。



では、なぜ足首から下の部分を冷やすのが体温を下げることにつながるのか、その理由が気になるところ。



実は、足首より下は体の他の部分とは異なるポイントが2つあります。



1つは、足の裏に体毛がないこと。



もう1つは足首より下の部分の血管構造です。



足首や手は、動脈と静脈が毛細血管を間に挟まずに直接つながっている「動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)」という血管構造を持っています。動静脈吻合は熱放散量を調節するのに特化しており、体温を冷やすには最高の部位だそうです。



眠れないときに足を布団やブランケットの外にだせば、動静脈吻合の血液の温度が下がり、その血液が体を循環します。



その結果、体温が下がり眠りが促進されるとのこと。



ただし、体は体温を下げるために動静脈吻合から熱を放散することがあり、その時に足や手首がポカポカと温かくなります。これは体温を下げるためなので、氷水などで急激に足を冷やすと熱が放散されなくなることもあります。なので、眠れないときに足を冷やすのは、布団やブランケットから出す程度にとどめておくのが良さそうです。